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絵本探求講座第4期:第1回の振り返り


2023年9月10日(日)絵本探求講座第4期第1回目が開催され、緊張の中オンラインで受講をしました。
講師:東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科 
   准教授 竹内美紀先生

今回は、はじめての振り返りを書きます。

受講動機

子どもと幾度となく絵本を一緒に読んできましたが、子ども以上に私が絵本に魅了されました。
絵本についての知識も経験もありませんが、とにかく「絵本を知りたい・学びたい」という気持ちを長い間抱いていました。
最初の一歩をどこで踏み出そうか随分悩みましたが、第3回と第4回の絵本探求講座の説明会を聞かせていただき、講師であるミッキー先生の人柄や、受講されている方の学ぶことへの意欲の高さに惹かれ、まずは飛び込んでみようと思い、今回受講を決心しました。
絵本の知識だけではなく、受講者の方々は現場で活躍されている方が多くいらっしゃることも分かり、どのようなフィールドで活躍され、ここでの学びをどのように現場で活かされているのか具体的なお話が聞ける機会になるのではないかと期待もありました。
今後、どのような切り口で絵本に関わっていけるかは、まだ模索中です。学びながら考えていこうと思っています。

第1回講座を受講してみて

事前に受講者の自己紹介を読ませていただくたびに、素晴らしい経歴と、キャリアをお持ちの方ばかりで、「私大丈夫なのだろうか」と不安が募るばかり…。
Zoomを通してオンラインでの講座でしたが、入室をポッチっと押すところから大変緊張しました。
新しい世界に飛び込むことは、こんなにも勇気がいることなのだと実感した瞬間でもありました。

講義形態は、先生の講義のみならず、6つのチームに受講者が分かれ切磋琢磨していくチーム戦であり、私は晴れてチーム4<やまぼうし>のメンバーとなりました。
同じチームの方とも画面越しで初対面でしたが、皆さん優しく受け入れてくださったことで心が和み、大変ありがたく思いました。
今回FAを務めてくださる、おこちゃんはお仕事でお休みでしたが、何とyoutubeでの動画挨拶まで作成されていて、この探求ゼミの場を大変大切にされていることも分かりました。

そして、緊張をほぐしてくださったのは、やはりミッキー先生のお言葉です。

・私は絶対評価。周りの人と比べないで昨日の本人と比べる。
・気おくれするのではなく、自分が挑戦するに値する鉱脈を見つけたという、ワクワク感だけ今日は持って帰ってくれれば良い。
・20年かけてやってきたことを今日分かってもらったら困る!

ミッキー先生のお言葉より

まさに、今の私のためにある言葉ではないかと思い、心に響き、そして大変励みになりました。
先生のお言葉は思っていることをそのまま伝えてくださっていることもよく分かり、改めて言葉の重さを実感させられました。

「絵本」が好きということを中心に集まる人たちは、やはり暖かい。
最初はとてつもない緊張からのスタートでしたが…、そして今スタート地点に立ったばかりですが…、ここで学んでみたいとより一層感じることができました。

学びを深めていくことで、絵本に対し、感覚やイメージではない、確信を得た自分の言葉で表現することができたら何とも素晴らしい。
それに向かって走り出します。

今回は受講内容についての具体的なリフレクションは記載しませんが、今後学びたいことを以下に記しておきます。

【今回学んだことを更に深めていきたいこと】
1.『ちいさいおうち』について
 子どもと何度も読んだ1冊。言葉の言い回しや絵の雰囲気が”何となく”良い 
 と手にとり、”何となく”好きでした。今回の講義で、絵本を考える着眼
 点を教えてもらいました。この学びからもう少し自分で調べ考えていきた
 いです。

2.「声の文化と文字の文化」について
 
先生から下記のようなお話がありました。

私達大人は、文字の文化に生きてる。だけど、私達が読んであげる対象である子どもは、まだ声の文化にどっぷり浸かっていて文字を知らない人たち。
目の前に同じ空間にいるけれども、違う文化に属している人たちなので、その人たちにわかるように、翻訳したり、通訳したりしながら伝えないと、子ども達が納得するような物語にならない。

絵本探求講座 第4期第1回講義より

我が家の子ども達とのやり取りを思い浮かべ、納得。文字の文化、声の文化がどういったものか、これはご紹介いただいた参考文献をもとに深堀りしてみたいと思いました。

上記2つは、別途リフレクションに挑戦してみます。

【今後学びたいこと】
翻訳者について
 有名な翻訳家として石井桃子さん、瀬田貞二さん、松岡享子さんなど数多
 くいらっしゃいますが、名前を聞いたことがある段階でしかありません。 
 まずは、ミッキー先生が長年研究されてきた石井桃子さんから学んでいこ 
 うと思います。さらに、私が選書した絵本の、作家や訳者の方の育ってき
 た環境や社会情勢等も勉強し理解を深めていきたいです。

自己紹介でお話した絵本

私が初めてブックトークとして取り上げた絵本は『ランタンハウス あかりのともるおうち』です。

『ランタンハウス あかりのともるおうち』
エリン・ネピア/作 アダム・トレスト/絵 中井はるの/訳
世界文化社 2022年

「ちいさいおうち」が好きで何度も読んできたため、最初表紙を見たときに、共通点を感じ昨年購入した1冊です。
時代とともに移りゆく家族の変化を中心に物語は展開されており、私たちの生活そのものだと感じました。
賑やかに忙しく過ごす時代もあれば子ども達も独立し、配偶者に先立たれ寂しさも表しています。全ての観察点は家から。
良くも悪くも今がずっと続くわけでは無いということと、家族の形も時とともに変化していくということを教えてくれている1冊だと思います。
私自身が毎日目まぐるしく、子どものお世話に追われ過ごしていると、今がかけがえのない時間だとは分かっているものの、いつになったら一人ゆっくりとした時間を過ごせるのかと考えてしまう時が度々やってきます。
しかし「諸行無常」。
そんなメッセージも込められていると思い、今回選びました。
すべて受講した後、もう一度この本に戻り、改めて思考を深めていきたいと思います。

今後の抱負・目標

大きな柱として3本掲げてみました。

1.沢山の絵本に触れる
何かを新しく始める時は、まずは量をこなすフェーズから入ると良いとよく聞きます。目の前にいる子ども達と一緒により多くの絵本に触れていきたいです。今までは2週間に一度のペースで図書館に通っていましたが、10月からは毎週通うことを目標に。

2.同じチームの方が選書した絵本も一緒に学び、自分の言葉で考えを持てるようにする(できればアウトプットすることまで…)
ミッキー先生が何度もお話されていた「言語化」。
せっかく素敵な方々と同じチームメンバーになれたので、共に学ばせていただき、自分の言葉で表現することを意識していきます。

3.リフレクションをがんばる
学びをnoteに蓄積していけば、1年後…5年後…10年後大きな財産になるのではないだろうかと考えるだけで今から楽しみです。
リフレクションだけではなく、絵本について学んだことをこのnoteに記していきたいと考えています。
ここに宣言をすることで、自分を奮い立たせてがんばります。


第1回受講後に購入した書籍




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