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お気に入りの写真|看板の世界|西スマトラ海岸から


2024年、インドネシアの西スマトラ州、パダンという街の海岸に立っている看板の写真を撮りました。BNI(バンク・ネガラ・インドネシア)という、インドネシアの大手銀行が設置したものだそうです。

そう言えば当たり前のことなんですが、方向さえ間違わずに真っ直ぐ進めば、どんな国にでも辿り着けるんですよね。

政治や宗教や事件などの知っていることだけで作り上げた国のイメージが、
無意識の中で、行きたい国を近く感じて、知らない国を遠く感じてました。
どんな国も、
「遠いと感じるのは、ただ私が知らないだけ。」
「私が変わらなくとも、ちょっとここから移動するだけで何か変わるかもしれない。」

ここの地点から見通す国は、マダガスカル、バングラディシュ、南アフリカ、イラン、コモロ…
(日本だったらこのラインナップにはならなそう、、)

「同じ尺度で測ること」と、「違う視点から見てみること」の面白さを、この看板を見ながらぼんやりと考えていました。


みなさんは、なにを感じますか??


パダンは、2009年のスマトラ地震で大きな被害を受けた街。それから15年以上経った今も、甚大な災害地として世界に記憶されています。
現在のパダンは、海辺をゆっくりと散歩する人、日光浴している人、海水浴している人、賑やかであり、穏やかな時間が流れています。
とても、素敵な街でした。



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