角川武蔵野ミュージアム
昨年の話になるけれど、角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。
以前、隈研吾が建築した図書館に行ったことがあるが、木の使い方や空間の使い方、分け方が面白く、居心地良い図書館だった。
同じく隈研吾建築の角川武蔵野ミュージアム。
高くそびえ立つ本棚が有名。それを見てみたいと思った。
角川武蔵野ミュージアムがある埼玉県所沢市は、都内からそう遠くない。
例えば羽田空港から向かうと、電車で約1時間半だ。
チケットは数種類あり、入場可能エリアが異なっている。
私はそびえ立つ本棚(本棚劇場)とマンガ・ラノベ図書館に入りたかったので、スタンダードチケット(1400円)を購入した。
チケットは当日券もあるが、事前にオンラインで購入可能。
楽天でも購入できてポイントも貯まるので、楽天ユーザーはそちらがよいかもしれない。
時間を指定して買うチケットだが、これはその時間帯に入場するという意味のよう。
“滞在時間ではない"と公式HPに書かれているが、実際に、私は10:00〜11:00でチケットを買い、10時半過ぎに到着して20時過ぎまで滞在した。
各エリアは再入場可能だったので、途中カフェで休憩したり、昼食を食べてから戻ったり、かなり自由に過ごせた。
本棚劇場とマンガ・ラノベ図書館
4階から5階にかかる本棚劇場は圧巻。
プロジェクションマッピングも行われていた。
本棚の前には椅子が置いてあり、どこでも本を読めるようになっている。
本の分類や並び方(置き方)は独特で、この空間全体が誰かの頭の中のような、何か宇宙のような気分にさせられる。
3階はアニメミュージアム(スタンダードチケットでは入れない)、2階は受付やショップがある。
1階とそこから繋がる中2階がマンガ・ラノベ図書館になっていた。
角川から出版されたマンガや児童書が置かれた1階では、Re:ゼロのレムの等身大フィギュアが置かれていた。
本棚のところどころにアクリルスタンドも飾られていて、自分の好きなキャラクターを見つけてはテンションが上がるという、ファンにはたまらない空間になっている。
中2階のラノベ図書館は、見たことがない量のラノベが並んでいた。
1階のマンガも中2階のラノベも、その場で好きな本を手に取り、座って読めるようになっている。
マンガのほうはそこまで冊数も多くないし、1冊読むのにさほど時間はかからない。
しかし、ラノベのほうは冊数も多く、1冊読むためにそれなりに時間もかかる。
限られた滞在時間の中で、何を選んだらいいのか。
どこからどう手をつけたらよいのか。。。
ラノベの山に心がはしゃぐと同時に、どこに手を伸ばしたらよいかわからないという幸せな混乱状態に心が陥っていた。
居心地よく楽しめる仕掛けがたくさん
5階にはハンモックでリラックスできるスペースもある。
本を読むわけではないが、絶妙な包まれ感がたまらなかった。
駅からミュージアムに向かう道路のマンホールも見逃せない。
ソードアートオンラインやエヴァンゲリオンなど、有名どころの作品もたくさん。
歩くだけで楽しめる。
本棚図書館が目的で訪れた場所だったが、個人的に一番長時間過ごしたのはラノベ図書館だった。
定期的に訪れて、終日たっぷりゆっくり過ごしたい場所だと思った。