初雪が降った
風邪は悪化したけど、心に余裕を持ちながらやりたかったことが色々とできて、子どもに怒ったりもあまりせず、ご飯も美味しく作れた。
あまり心身消耗せずに計画通りに?色々なことができた良い一日でした。風邪は悪化したけど。
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今朝も下の子のギャン泣きで朝5時起床。風邪気味の日の早朝起床は辛い。起きた時は一瞬深夜かと思ったぐらい部屋の中は暗い。ストーブをつけたあとカーテンを開けたら、初雪が降っていた。
北国に住んでいると一年の半分は雪に覆われている生活。雪があることで大変なこと、面倒なことはたくさんあるけど、毎年、この、初雪の瞬間だけは、幼少の頃から変わらない明るい気持ちを抱く。あっ、冬がきた!と。
季節の変わり目というのは曖昧なものだけど、冬に限っては初雪が多分変わり目。だから昨日までは秋、そしてこの瞬間から冬。変化の瞬間というものは美しい。
まだ薄暗い中、いつもより早く子どもたちを着替えさせご飯を食べさせた。自分の支度も早く終えて、余裕を持って家を出た。
帰ってきてテレビのニュースをつけるとウィーンのテロ事件のことが取り上げられていた。コロナのこともあるし、どんどん情勢が深刻化していく。それを感じていると明日さえも描けないほど、閉塞的な気持ちになってくるので、慌ててテレビのチャンネルをおかあさんといっしょに切り替えて、おマメ戦隊が歌うおにぎりの歌を観た。
下の子がお昼寝中に仕事。最近新しく受けているイタリア関連のちょっとした仕事で結構楽しい。気持ちが閉塞的になりがちなこの状況を、グッと引き上げてくれるものがある。そして上の子のお迎え時間ギリギリに終わらせて達成感。こういう小さな達成感を積み重ねていくことって、とてもいいですね。
私は10代の頃から「自分は人よりいろんなことが遅い」と思っていて、そう思うことでずいぶんと救われてきた。いつだったかの日記にそう記していて、その言葉のおかげで人と比較してどうこう思い悩むことが実はあまりなかった。私はいろんなことが遅いから、ゆっくり成長していくんだという気持ちで。
ただ育児がスタートしてからは違った。まわりも自分のことも見えなくなってしまい、この言葉をどこかへ置き忘れてきてしまった。というか自分の言葉自体をすっかり忘れてしまっていた。人と比べて思い悩むこともたくさんあった。
かつての自分だったら悩んだときには自分の言葉に納得しながら乗り越えてきた。でも言葉を忘れてしまったから、今抱えているこの気持ちを言い表せない。わからない。足場がぐらついている。2年前公園で上の子を抱えながら泣いた記憶がありありと蘇ってきた。たしか季節も冬のはじまりだった。そこから徐々に自分を取り戻して、今noteを書いています。初雪を眺めていたら色々なことを思い出した。
夕飯は大根ときゅうりのカクテキみたいなもの、義母からもらったプリプリの茹でたいんげん、大根の葉としいたけのお味噌汁、そして炊飯器ではじめておでんを作った。めちゃくちゃ簡単に美味しくできて小さな達成感。
夕飯前に上の子に「妹ちゃんと3人で遊べる遊びってなんだろうね?」って聞いたら「妹ちゃんのマネごっこじゃない?」と言った。
ちょうどその時かけていた折坂悠太の曲に合わせて、下の子が可愛く体を揺らしていたので、上の子とそれを真似して踊った。子どもたちのテンションがどんどん高くなってきたので、今度は星野源になりきって歌ったり踊ったり回ったりしていた。疲れたけど楽しかった。そして風邪が悪化した。