【読書感想文】日本社会は、出る杭は打たれやすいと実感した
自分が生きる理由、社会での自分の役割をしっかり考えて、何かを残したいと感じた📝
手に取った理由
戦後の日本史を読んだ後、この歴史を作った人はどのような人たちなんだろうという気持ちが湧いてきた。その時この本を見つけて、手に取った📕
戦後の日本史の感想文はこちら👇
内容
感想
この本は、12人の功と罪がある人物の半生をまとめたもの。それぞれ生きている時代は、10-15年ほど異なるが
カリスマリーダーになってしまうと、周りが受け身になってしまい組織として衰退していく
有名になるほど、世論をうまく味方につけない限り、出る杭は打たれてしまう
自分の成功体験よりも、時代の流れに気を配るべき。流れを把握しないといつの間にか時代に置いてかれてしまう
などの教訓を、それぞれの黄金時代と衰退時代の置かれている状況から読み取れた。
書かれている12人は以下の通り
1番印象に残った人は、リクルート創業者「江副浩正」
現在の株式会社リクルートは、日本を代表する企業の一つであるが
、最初に情報を売り始めた会社ということは知らなかった。
江副さんが、情報も集めてまとめることでが商品になると気づき現在のリクナビのようなシステムが開発された。
江副さんは、リクルート事件により逮捕されてしまう。リクルート事件とは、リクルート関連会社の未公開株を経済界やマスコミ界に譲渡したことによる汚職事件。しかし、江副さんはプレゼント好きとして知られていてこの譲渡も悪気はなかったのではないかと言われている。
本を読んだ後江副さんについて調べてみた。
リクルートは、創業当時から採用狂として知られていた。採用するために寿司屋を貸し切ったり、理系人材を集めるためにスーパーコンピュータを採用経費として扱ったり…
また、江副さんは採用した後も従業員が500人程度までは全員の顔とライフスタイルを覚えていたという。「従業員を大切にしている」と話す経営者は少なくないが500人もの社員を詳しく把握している経営者はどれくらいいるのだろう。
リクルートは、会社名でもあるように日本の採用を変えたと言っても過言ではない。日本人の常識を変える仕組みを作った会社、とても興味が湧く。
もっと江副浩正について知りたくなったので、次は企業の天才を読む予定📕