見出し画像

歩くことで救われる心がある~冬至の夕暮れに多摩川沿いを歩く~

12月19日(土)は「多摩川を歩く人」を開催しました。

多摩川駅をスタートして、多摩川沿いを北上。ゆっくり川沿いを歩いたら、ちょっと寄り道で住宅街に突如現れる渓谷へと入っていきます。
等々力渓谷という不思議な空間なのですが、ここは渓谷内にある滝が轟いたことから、等々力という地名の由来になった地でもあるそうです。

由緒が書かれた看板をなるほどと眺めていたら、下の方に「この看板は皆様の郵便貯金と簡易保険のお金で建てられました」と書いてあり、唸ってしまいましたが(笑

さて、昨日の参加者は1名。
第二回の「砂浜を歩く人」に参加してくださった方でもあり、今年8月の真鶴半島の森を歩く会でも一緒に歩いた縁のある方で、僕にとっては「湘南の散歩屋さん」を始める切っ掛けを作ってくださった大切な方でもあります。

1対1だと、普段よりもじっくりと落ち着いて向き合うことが出来るので、僕は結構好きです。もちろんたくさんの方に参加していただけたらとても嬉しいのですが、昨日は彼女の話も聞きながら、僕も最近の悩みや不安、考えることなど、色々なことを打ち明けさせていただきました。

多摩川駅のコンビニでおにぎりを買って、多摩川の土手に座って食べました。枯れ木の高いところに5,6羽の鳥が止まっていて、冬至間近の夕暮れの逆光で大きな枯れ葉にも見えましたが、やがて飛び去っていきました。

どうして人間だけこんなにあくせくしているのだろうか。これだけ物が溢れた世界になったのに、どうしてこんなに不安や恐れを感じて生きているんでしょうね。という、在りきたりな話をしながら、それでも僕たちは、日々を生きていくんだろうなと。明日の不安も、過ぎてみればきっとそれほど大したこともなくて、良い経験に変わっていたりするのだろうな。誰かが同じ悩みを抱えていたら「きっと大丈夫、なんとかなるよ」と言ってあげるのに、自分のことになると、なかなかそうは思えないものだなと。

画像1

三時前とは思えない光。燃えるように赤いけれども、どこか暖かい光です。
厚い雲から降り注ぐように伸びる光芒と、その上に輝く太陽が同時に見えるのは珍しく、僕は冬至の空の美しさを間近で感じたのは初めてかもしれないと思いました。

つい先日仕事を辞めてから、仕事中には見ることが出来なかった冬の夕暮れの光を見ることが出来ていて、それはどこか寂しくもあるし、心を重くするものでもあるように思うけれども、やっぱりこれを見ることが出来る時間というのは、代えがたい豊かさもある。
小さい頃に遊んだ冬の景色を思い出したり、部活を終えて帰宅する道を思い出したり。この光の色しか持たない何かがある。

色々あって忙しい日々が続くけれども、昨日はすべてを忘れてゆっくり歩けて、僕も少し救われたような気持ちになったのでした。

画像2

歩くことは誰にでも出来るけれども、僕にしか出来ない歩き方がある。

そんなことを思いながら、来年へ向けて、また歩いて行けたらと思います。

さて、次回は12月25日、ついに三浦半島進出です!
「三浦半島を歩く人」
ずっと歩きたいと思っていたので、いまから本当に楽しみです。
絶対に晴れてくれー!

ということで、こちらも参加者募集しております。

詳細は明日告知しますね。

そろそろホームページも作成進めます。

来年から、湘南の散歩屋さんは本格稼働していきますので、どうかお楽しみに!

絶対に逃さない 鮭の狩り方講座

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
miuraZen
歩く人
湘南の散歩屋さん

よろしければサポートお願いします! あなたの心からのご支援は「湘南の散歩屋さん」活動資金として使わせていただきます。