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ダンナちゃんとツマちゃん②

ボソボソでも声にだして読むと、ちょっぴりしあわせになれます♪
ダンナちゃんとツマちゃん②「ぽんぽん」

作:三浦佑介(あサルとピストル)

では、はじまりはじまりー


  夜のリビング。ツマちゃんが三角座りしてる

ツマ「プリン……食べたかったのに……」

ダンナ「ごめんね、勝手に食べちゃって」

ツマ「もういい!プリンプリンプリン、ピリン!」

ダンナ「ピリン?」

ツマ「プリンを食べたい気持ちの最上級!」

ダンナ「ほー」

ツマ「「ほー」じゃない!」

  ツマちゃん、クッションをバスバスなぐって八つ当たりしてる

ダンナ「……なんかあったの?」

ツマ「なんもないもん」

ダンナ「あ、そう」

  ダンナ、スマホ、いじってる

ツマ「…………仕事」

ダンナ「うん」

ツマ「あたしがやった仕事だったのに、誰も褒めてくれない……」

ダンナ「あー」

ツマ「あたしを褒めてくれるものは、プリンしかない」

  クッションに顔を埋める
  ダンナちゃん、ツマちゃんのあたまをなでる

ダンナ「ツマちゃんは、がんばってるよ」

ツマ「……」

  あたま、ポンポン

ツマ「……うれしくないからね。こんなベタなやり方では、あたしのこのささくれだった心は満足しないんだからね!」

ダンナ「ふむふむ」

ツマ「あたまなでるの、やめちゃダメ!」

ダンナ「はいはい。ツマちゃんはがんばってる」

ツマ「ピリン!」

ダンナ「はいはい、プリン今度買ってくるよ」

ツマ「いま」

ダンナ「あ、うん、じゃ、今買ってくる」

ツマ「一緒に」

ダンナ「あ、はいはい」

ツマ「はいは、一回でいいの!」

ダンナ「あ、はいはい」

  ぶすーっとしながらも、手をつなぐ
  夜がふけていく

つづく?

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一緒に楽しみたいですねー

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文:三浦佑介

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