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【役づくりの基本1/5:準備編】役でも人でも、わかった気にならず『理解』していくこととが本当に『向き合う』ということ:6分で読めます


今日は『役作り』の基本の話をします。

『役づくり』っていうと、なんか難しいイメージあるし、体重を制限するとか、めっちゃ辛いことやるみたいな都市伝説とかが一人歩きして、役者にだけができる特別な技術とかいうイメージないですか?

ぶっちゃけ、順序追っていけば、『役づくり』なんて誰でもできるから。

演技を教える本とかnoteとかっていうと、
言語化しきっていないイメージの積み立てとか、謎のスピリチュアル的なイメージとか、
なんでもかんでも『感じればいいだけだよ』とか、専門的な言葉多すぎて難しすぎたりとか、
そういうのが多すぎるんですよね……。(特定の本を攻撃する意図はありませんよ)

シンプルにわかりずらいか、わからなくはないんだけど、それどうやって実行するんだよ?
みたいになるものが多いイメージです。

ので、このnoteの演技レッスンは、
離乳食みたいにスルスル読めて、
ちょい濃い目で、すぐに実行できることを書くnoteを目指してます。
これ読んで、良い俳優たくさん育って!と願っております。
良い俳優増えたら、面白いコンテンツ増えるので、良いことしかないのです。
(拡散キボンヌ☺️)

はい!ということで、今日も元気にnoteいってみよ!

【『役づくり』って、友達と仲良くなることと似てる】


昨日は『役が憑依する』とかただの幻想だからって話をしたんですけれど、
それでもまだ『演技は成りきる』っていうイメージから外れられなかったりします。
じゃあまあ、とりあえずなんですけれど、

まず、それを捨ててください。


お?強めに来たなって思った人もいるかもですが、これがまず大切なんです。

理由は、物理的に『なりきる』のは無理だからです。


『なりきる』とは、自分を捨て自分じゃない誰かになるということです。


僕がどんなに窪塚洋介になりたいと願って頑張り続けていても窪塚洋介にはなれなかったように……(なれるもんならなりてえわ!)

私達が他の人間になりきることは物理的に無理なのです。

まずは、この前提を忘れないでくださいね。


そもそも
『役づくり』というのは、友達と仲良くなるのと似ているなぁと思います。


友達とどんなに仲良くなっても、その人になることはできないですよね?

この友達は全てを共感できるソウルメイト、とか思いたい人もいるかもですが、
それ、幻想ですよ


もちろん
「いや、そんなことはない!うちらはソウルメイトで、ズッ友だ!!」

そう思いたい人もいるかもなので、そういう人はこのnoteをそっと閉じてください。
夢を抱くことは大切。僕は心のどこかで応援します。

それはさておき、
じゃあ、友達と仲良くなるときに、私たち何をしているか?

それは『理解』です。

あ、この人は、こういうことを大切にしているんだ。
あ、この人は、こういう時に喜んでくれるんだ。
あ、この人は、こういうときは理屈が通じなくなってしまうんだ。
あ、この人は、こういうことには怒るんだ。
あ、この人はこういうことが好きなんだ。


とか、いろんな発見して理解していきますよね。


相手と共にいろんなことを経験し、疑問をなげかけ、話し合っていくうちに、弱いところも強いところも、いろんな相手の部分を理解していくこと。それを『仲良くなる』ことと思うのです。


言葉にしなくても理解できてる、とか思っているから悲劇が起こるんです……


ちなみに、これは毎日毎日ズレていくので、ずーっと発見と理解の連続ですね。
夫婦でも、親友でも、家族でも、疑問を投げかけ、話し合い、理解を続けていくことで、『仲が良い』状態を続けていくのです。ずっと新鮮で素敵ですね。


偉い人は言いました。

「憧れは理解から最も遠い感情だ」と。


そうですね、藍染隊長です。気になる人はBLEACHを読んでください。


『憧れ』という幻想を抱いている間には、『理解』から遠のくということです。
同じように、『全てを共感したソウルメイトだ』などという『幻想』を抱いているうちはいつまでたっても、相手を理解し、仲良くすることなど無理だということです。


相手を理解していくうちに、彼の言葉を自分の視点から解釈し、体に落とし込むことができる。
彼の視点を借りて世界を見ることができる。
そして、彼の言葉を使って人に話すことができたりする。

「親友を得ることは、一つ新しい世界を手に入れるようなものだ」

と、昔からよく言いますよね。



まぁ、僕が今作った言葉なんですけれどね。


つまり友達を理解し仲良くなると、その人の見方をや考え方を手に入れ、その人の視点で世界を見ることができるのです。

この過程が、そのまま『役作り』です。

役の人物を、2次元だからと捉えないで、1人の人間として捉えてください。

あくまで、その人物のどんなに共感しやすい人物でも、全てをわかった気にならないで、疑問を投げかけ、調べて、相手と一緒にいろんな経験をし、話しあうことで、理解し仲良くなることで、その人の視点でセリフを言うことができ、言葉に実感が伴い、人の心を動かす演技になるのです。

ここまで読んで、勘のいい方は気がついたかもしれません。

そうです前に書いた『巨人の肩に乗る』 のと、似ているんです。知識を得て、自分視点とは別の視点を持つということ。
気になる人あとでこれ読んで↓


『役づくり』をきちんと学んでいくと、学校でもビジネスでも勉強の下地がめっちゃ身につくし、相手への想像力ができて、人に優しくなれるんですね。

すごいね、演技!勉強にもビジネスにも役立つね!
ここだけの話、実際、欧米諸国では、演劇が必修科目になってるところも多いんですよ。

さ、今日はここまでです。

『役づくり』の基本的な考え方は、わかったけど、具体的にどうやるの?
っていうのは、明日お話しします。明日も19時くらいにあげますね。

もしもこのnoteで、なるほどーって思ってもらったら
『スキ』や、ツイッターやインスタで拡散してくれたら、小躍りしながら喜びます。
良い俳優増えたら困るから内緒にしておこ、なんて言わないでね。良い俳優増えると作品のクオリティ上がるので、演じるのが楽しくなるよ。なので、よろしくね✨

明日も19時くらいにあげます。明日もまた会いましょう。
ではでは、また明日。

演劇王子みうらでした。

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