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『現場で戦える演技の鍛え方② ~何観ていいかわからないなら、とりあえずアカデミー賞作品をかたっぱしから見たらいいですよ~』7分で読めます


ここで質問です。
現場で観たこともやったことないスポーツをいきなりやれと言われたらどうしますか?



答え↓↓↓

(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
泣くしかない


連戦連勝の鉄の軍略家、孫子は言いました。

「戦の9割は準備で決まる」


身も蓋もないことなんですけどね、俳優として現場でどうにかできちゃう天才以外は、準備をしておくことがオススメです。


準備してたおかげでまずいことになった、なんてあんまり聞かないです。無駄になる準備はあっても、やりすぎて困る準備はあまりない。
やらなくて困ったことになる準備はめっちゃありますがね……


「準備なんかいいんだよ現場でどうにかしていくんだよ」。とか言う人いますけどね、あれ、テスト前に「やっべー、全然勉強してねーよー」みたいな罠と同じですからね。騙されないでくださいね。
単純に出来る準備はしていきましょうよと、私みたいな凡人は思うわけです。

もちろんめっちゃ準備していても現場では
「えー、別に何もやってこなかったけど、できちゃいましたー」
みたいな顔するんですけれど、
ぶっちゃけたこと言うと、相当準備をしています。


はい、かなりしてます。


その準備というのは、基本的に最悪なことが起こるとしたら?という想定の元、行っております。

なので、現場で多少のトラブルがあっても、僕が思う想定よりは悪くはないので、だいたいニコニコしてられます。
それが心の余裕というもの。

さて、その準備なんですが、現場を踏めるわけでもないし、レッスンにも通えないというあなたのために……

いや、レッスンやるぞーって言ってる僕が書くのもおかしなことなんですけれどね。今日は、特別です。
書いてしまいましょう。

お?いい人じゃんって思ったら、三浦演劇部に入ることをオススメします。
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さてと前置き長くなりましたが……


ええ!?ここまでは、前置きだったの?
はい、前置きです。



さて、今日オススメするのは、『観る』ことです。



まあ、いろんな映画みたり、いろんな舞台みたり、ドラマ観たり、お笑い番組みたり、アニメ観たり、しておいてくれよ、ということです。


なーんだよー、よく言われることじゃーん、とか思うかもしれませんが。


これかなり大切。

サッカーを観たこともやったこともない人が、サッカーをやれと要求されるのと
一度でも観たことがある人が、サッカーをやれと要求されるのでは、
天と地ほどの差がありますよね。


経験することが出来ないなら、せめて観るだけでも、しておきましょう。これはあなたの俳優としての命をつなぎます。というお話です。


さてと、とりあえず、何を観たらいいですか?と聞かれるんですけど。
気になるの片っ端から見ろよ、と言いたいところですけれど、好みが偏りすぎてしまうおそれがあるので、


アカデミー賞受賞作品を片っ端から見てください。


今日は、身も蓋もない、のオンパレードです。
別に投げてるわけではありません。自分がやった方法をお伝えしてます。

アカデミー賞とってる作品はぶっちゃけだいたい面白いし(そりゃそうだわ)
何かしらの時代性をもってますし、何かしらのアートとしての転換点になっている作品が多いので、観て損になるものはありません。バズレなしって、すごくないですか?

なのでオススメです。
日本も、世界も、アカデミー賞、とりあえずおさえておけよ、というやつです。

次にオススメは、専門家が選ぶ名画100選、みたいな記事を見つけて、それを片っ端から観てみてください。


こっちは、多少マニアックなのも入ってくるので、その意味でおすすめです。

まあ、だいたい面白いです。自分的には面白くなかったとしても、何かしらの興味をひかれる場所はあるはずです。


自分の好みの映画を……とかやりながら動画漁ってると、結構時間食ってしまうので、まずは土台を作るつもりで、世にいう名作とやらを全部体に入れるぞ、くらいのつもりでいってみてください。


これ全部観たら、だいたい、こんな作品が世に出ているんだなーっていう土台はついていると思います。

舞台俳優でも、とりあえず映画を抑えておいて問題はないと思います。
舞台は、映像に残ってないことが多いので、とりあえず、映画から入ってもいいんじゃないかなと、私は思います。


まだ記事は続くんですけれど、正直に言うと、観るだけでも大変なので、この後のことは、映画見るのに慣れてきた人がやってみてください。


あくまで最優先は、好き嫌いせず、あくまであらゆるジャンルの作品をたくさん観ることです。


いいですか?

さて『観る』ことにも慣れてきたら、次の段階です。


3つです。


①ノートに、気になる演技を箇条書き

②箇条書きにしたところを、深堀り

③他の作品と、似ているジャンルの演技をジャンル分け


この3つです。

まず、ノート買ってきてください。新しいほうが気持ちいいですから。
スマホでもいいんですけれど、ノートに書く方をオススメします。

単純に、書き文字の方が、筆圧、文字の書き方など、書いたときの気持ちの情報量が多く乗るからです。
後で思い出しやすい。


さて、ノートを買ってきたら

①気になる演技を箇条書き。


一つの映画につき、見開きを使ってください。


そこに、観た映画の中で、自分が気になる演技があったら
(良い悪い関係なく印象に残ったもの)、それを箇条書きにしてってください。
あくまで、観終わった後がおすすめです。観ながらだと、集中力が妨げられて、大切な場面を見逃したりするからです。


見開き使うと、余白が多くなると思うのですが、それはそれで良いです。
落書きでも、その時の思い出でも書いておきましょう。

うまい書き方なんて考えなくていいです。自分だけわかればいい。なんなら、絵でもいい。記号でもいい。自分がわかればいいのです。


②箇条書きで書いたところを深堀り

たとえば
「主人公の泣くところの手が気になった」


とか書いてあったら、自分に対して「なんで気になった?」と問いかけます。
それで思いついたところをバーっと書いていってください。

人に共感されなくてもいいです、自分でしっくりこなくてもいい。
書いているうちにしっくり来る時もありますから、気にせず手を動かすことが大切。


③演技を分類分け

だんだん、映画をたくさん観て、ノートが溜まってきたら、この映画のこの演技と、この映画のこの演技は似ているなー
と思ったら、分類わけしてみてください。


分類わけしたら、それに名前をつけてください。

「怒りお姉さんのたまに出るやさしさ演技」

とかね。長いな。
まあ、なんでもいいんです。


こうすることで、観た演技を、あとで頭の中から取り出しやすくします。
とりあえず、観たものを、体の中に消化して、より定着させるためのものです。


あくまでも、「観るのに慣れてきたら」やってみてください。


あと、気になる役者がいたら、すぐに真似してみてください。
観て真似するのは、演技の勉強で上達の一番の近道です。

明日は、ここらへんをお話します


『演技上達の近道は、室町時代にヒントが!』

明日もまた19時くらいにあげますので、よろしくお願いします。


もしもこのnoteで、なるほどーって思ってもらったら
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ではでは、明日。演劇王子みうらでした。

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