『嫌われ役はどうやるの?』【質問コーナー②】全部で6分で読めます
今日も、質問がきました!
大変嬉しいです!ありがとうございます!
ということで、今日も質問に答えていきます!
さあ、嫌われるって、なんか大変そうですよね。
そりゃそうです、演じるとはいえ、嫌われるのが好きな人なんていません。
演じるとはいえ、あんまりテンション上がらなそうですね。
だけど、安心してください。
嫌われる役をやるのは、難しいことはありません。他の役をやるときと同じです。
さ、今日はそのコツについてお話していきますね!
嫌われる役をやるコツはこの三つです
①嫌われるとは何か?
②嫌われたくて嫌われている人はいない
③嫌われる部分を強調する
この3つをきちんと把握したら、
明日からあなたにも嫌われ役が演じられます!
さあ、いってみましょう!!
【①嫌われるとは何か?】
まず考えて欲しいのは
「なぜその役は嫌われるのでしょう?」
ということです。
さあ、考えてみて、ノートにメモってみてください!!
さー、どうでしょう?
嫌われようとしているから
正義じゃないから
悪いことをするから
ムカつくから
生理的に
などなど、いろんな理由あると思います。
私の答えはこれです。
「主人公が嫌だと思うことをするから、観客に嫌われる」
です。
お客さんは主人公に感情移入し、主人公の視点で作品世界を見ます。
なので、その主人公にとって嫌なことをする人は、嫌われる。ということなのですね。
【②嫌われたくて嫌われる人はいない】
①を把握した上で、押さえておきたいところ。
ここが大切なのです!
「嫌われ役だって、無理に嫌われたいわけじゃない」
嫌われる役のことを自分とは全く別の星の人間だと考えてはいませんか?
嫌われる役もあなたと同じ人間です。
だからもちろん、嫌われるのは嫌なんですよ。(宇宙人も、動物も含め)
自分にとって大事なことを優先して行動しているだけです。
その行動が、結果的に主人公に嫌われるようなことになっているだけなのです。
なので、嫌われようとして演技すると、薄い芝居になってしまい、あまりお客さんの心に響かないものになります。
嫌われる行動をするのはなんでなのか?
そこを掴むことが大切です。
例えばこんなふうに↓
嫌われることがわかっているのか?
嫌われることすらわかっていなかったのか?
嫌われることがわかっているのなら、なぜそのような行動をしたのだろう?というように、どんどん深掘りしていってみてください。
【③嫌われる部分をピックアップする】
三つ目は多少テクニカルなお話です。
その人なりの正義がわかったら、どこの部分が主人公に嫌われるところなのか?
その部分を、強調するイメージを持ちましょう。
この強調の仕方によって、全て台無しになってしまいますので、どのように強調するのが正解なのかは、探っていきましょう。
ここは非常に繊細な部分で演出も関わってくる部分なので、監督や演出家と相談するのも良いと思います。
強調の例としては、大きく演技をするとかだけじゃなくて、あえて何もしない、という強調の仕方もあります。
これは、本当にいろんな種類があります。
ここら辺が詳しく知りたい場合は、また質問か、リプをしてくださいね。これ結構長くなるので。
noteで説明しますので。
【今日のまとめ】
嫌われたくて嫌われる人なんかいない。
たまたま、その作品の中では、主人公に嫌われる行動をしているから嫌われているだけなのです。
だから、その役なりの正義を見つけて、他の役と同じように演技してみてください。
ということです。
チェックするポイントは三つ。
①嫌われるとは何か?
②嫌われたくて嫌われている人はいない
③嫌われる部分を強調する
これを気をつけて、演技して嫌われ役を楽しんでみてくださいね。
ちなみに今思いついたんですけど、嫌われ役の役作りの例として
もしも演劇王子みうら🤴が、
フリーザを演じるとするなら、の役作りの例を知りたかいですか?
知りたかったら、RTか、いいね、お願いします✨
明日も21時くらいに会いましょう。
ではでは、また明日!
演劇王子みうらでした。
ほんっっっの少しでも、「へーなるほどー」 と思ってくれた方は、いいねやRTお願いします。みなさんからのリアクションにびっくりするくらいに力をもらっております。
このnoteマガジンは、プロの演出家三浦佑介が、現場ですぐに使える具体的なちょい濃い目テクニックを離乳食のように読みやすく書いてます。
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