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【オーディション対策 4/7】 あなたの『強み』の作り方:全部で7分で読めます

オーディション対策『自分を知る』シリーズの3回目。

今日はあなたの『強み』を具体的にはどうやって見つけるのか?をお伝えします。

前回は、表現の世界で価値が高いのは『目立つ』部分。
つまりはレアが強いということをお伝えしました。

気になる人は、前回のを読んでみてください↓↓↓

自分の弱みから『目立つ』部分を見つけてみましょう。
と言うお話しでした。

こういうことを言うと

「わたしは何もしなくていい。そのままでいいんだ」

と勘違いする方もいそうですが、

もちろんそんなこと言ってないですよ。



自分に合う武器がわかったら、次は何をするか?



そう、稽古です。



武器を見つけたら、その武器を磨く必要がありますし、その武器での戦い方を考えて稽古する必要があります。

なんか、身も蓋もなくて申し訳ないんですけど、結局何もやらないでどうにかなる魔法はないんですよね。

そこだけは覚えておきましょう。
どうせ稽古するなら、それが無駄にならないようにと思ってこのnote書いてます。

さ、今日のお話


『レアの作り方』です。
武器の見つけ方の具体的な方法です。


このやり方は、ビジネスで100万人に一人の人材にどうしたらなれるか?

という話を藤原和博さんと言う方が書いているのを、俳優さん風にアレンジして書いてます。

この話読んで気になった方は、ぜひこちらの本を読んでみてください↓




ここで質問です。

レアとは何ですか?


これは答えはシンプル。
滅多にいないということですね。

数字で言えなら

1億人に1人の人材。
とかですね。


俳優や芸能人でいうならレジェンドクラスです。大御所といわれる、1流芸能人は、ここら辺ですね。

日本国民に1人ですからね。

レアって言っても、そこになろうとするのはさすがにむずかしいですかね。


では、
1000万人に1人ならどうですか?

ここら辺で、今、テレビでMCとかでレギュラーを何本も持っている芸能人や、ドラマに主役クラスで引っ張りだこの俳優さんですね。

では、
100万人に1人。

何かで一回ブレイクしたことがあるくらいの俳優さんや芸人さんがここです。

10万人に1人で、
脇役でよくレギュラー出ている俳優さん。若手芸人さんで名前は知られている人がここらへん。

1万人に1人で、
映画で良い役をもらったことがある。ブレイク仕掛けている芸人さんくらい。

1000人に1人で、
雑誌かテレビか映画に出たことがある。くらいかな。良い意味でも悪い意味でも学校で話題になる人くらい。

100人に1人で、事務所に所属してて、学年で良い意味でも悪い意味でも目立つ人くらい。

例としては、こんなところです。
僕の独断と偏見なので異論はあると思いますが、とりあえず仮定しましょう。

さて、どこら辺なら、この世界で食べていける人になれそうでしょう?

必ずとは言いませんが、食べていける人材はオーディションに受かる確率も高そうですよね。

さあ、どうでしょう?

1億人に1人、1000万人に1人は、いけそうですね。
うーん、まあ、100万人に1人くらいまでなら、食べていけそうですね。
10万人に1人、はやり方と場合によっては大丈夫かも、くらい。

とりあえず、安定して生きていけそうなのは100万人に1人ですね。

なので、狙うは100万人に1人。

と定めましょう。

ということで、

あなたを100万人に1人にするための理論をお渡しします。


え?そんな素敵な理論をそんな簡単に?!


はい、簡単に渡してしましょう。


なんせ、演劇王子ですから。


さ、あなたが100万人に1人になろうとして、
何か一つのジャンルだけで100万人に1人になるとします。


これはちょっと難しくないですか?


たとえば、背が低い、で100万人に1人を目指します!
って、どんだけ小さいんだよ!ってなるし、



ぶりっ子で100万人に1人.....
田中みな実さんクラス....?いや、それは.....むずかしいわ!

100万人に1人の運動神経?
オリンピック出る?今からやるのは大変そう.....


一つのジャンルだけで100万人に1人って難しいんです。



じゃあ、どうしたらいいでしょう?


答えは簡単。

掛け合わせたら良いのです。

100人に1人くらいのものを掛け合わせて、レアにする。

1/100×1/100×1/100=1/1,000,000

100万人に1人になります。

ん?どういうこと?って思った人。
大丈夫、安心して。具体例で説明します。


前に私が事務所さんにオーディション対策の授業を頼まれました。

たった一回の授業をした結果。
合格率を上げることに成功したことがあります。


成功した理由は、このnote連載で書いてあることを実行して、一人一人にきちんと武器を認識してもらって、磨いたからです。

たった一回の講義しかないので、できることは絞られてました。

なので私はこうしました。


『特技披露』を極限まで高めました。


レアな部分を見つけ、それを伝えるためには?と考え、特技披露に絞ったのです。

結果は、今まで合格したことがなかった子たちが、何個もオーディションに受かっていきました。

ここから具体例です。

特技を見つけるときに、その人のレアさも作っているので、参考にしてみてください。

その事務所には、色白で普通にかわいくて明るい女の子がいました。


しかし、あまりオーディションに受かってなかったようです。

色白で普通にかわいい、くらいではよくいますね。正直、それだけでは埋もれてしまうな、と思いました。

この世界は、普通にかわいい、くらいの女性はたくさんいるので、そこら辺だけを売りにしてもなかなかレアにはならない。


クラスに1人はかわいい人や、かっこいい人はいることが多いので、仮に『かわいい』のレア度を50人に1人、くらいにしておきますか。

その子の話を丁寧に聞くと、

この世界に入る前は、バスガイドさんをしていたとのことでした。

それは結構珍しい。

僕はバスガイドさんあがりの役者は初めてみたので、僕がその当時で1000人以上は俳優を見ているので、レア度を1000人に1人としておきましょう。

そしてもっと話を聞くと、筋トレが好きで筋肉の部位に詳しかったのです。
私が知らない部位まで詳しく知っており、鍛え方、難易度、どんな風に使うのか、どんな風な見え方なのか、までよく知っていました。

筋トレに詳しすぎる女子はたまにいるけれど珍しいから、レア度100人に1人くらい。


明るくてかわいい50人に1人
×
元バスガイドの女優1000人に1人
×
筋肉オタク女子100人に1人

500万人に1人

と、なります。

レア度高くなり、これだけでも面白そうな響きがあります。

「これを掛け合わせた特技披露を作れば勝ちだ」

と思いました。

そこで、とりあえずバスガイドをやってもらいました。
とても上手だったので、これを使おうと考えました。

あ!と思いつき、試しに

自分の筋肉をバスガイドしてみて

とお願いしました。

こんな感じですね。

「右手に見えますのが......僧帽筋でございます。鍛えることが難しくここを鍛えられていると上級者に見えるマニアック、マニアックな部位となっております」

と、彼女がバスガイドの口調でやりました。

その場は全員爆笑。

これだ!と思い、それを何回も練習しきちんと見せられるものに仕上げました。

そうしたら、その女優さんは、次からのオーディションが連戦連勝になったのでした。


合格率が上がった理由はこの三つ

・特技披露でレアをアピールできる

・練習してきた自信が持てるものがある人は輝く

・特技を見つけるために、自分自身を深堀りしているので、魅せ方がわかっている

特技披露を極限まで高めると、自信が出るから、早く見せたくなるわけですね。

そうするとワクワクするので、オーディションが楽しみになる。顔つきも明るくなって、輝き始めるということです。

人間、自信があると輝きます。


オーディションでは何をするかわかりません。

でも、特技披露って要求されること多いんですよね。

なら、それを練習して用意しておけば、そこを拠り所にできるし、輝くよね?ということです。


特技の選び方の大切なポイントはですね、

・彼女が好きなもので構成されていること。
・本当にやってきたもので構成されていること。
・練習して仕上げていること。

この三つがきちんとあると、付け焼き刃感もなく、強い武器となります。

あなたが普段目を向けない中に、きっと宝は埋まってます。
そこをいかにして掘り出すか?が大切。

今、これが流行っているから、今テレビで、Youtubeで流行っているからといって、乗っかるのが一番愚策です。

あなたの人生でやってきたこと、熱狂したこと、に価値があるのです。

それは、結構人に言うと恥ずかしかったりするものが多いです。

しかし、そこにこそ価値があります。
ちょっと大変ですが、丁寧に見つけていきましょう。それはあなたの強い武器になりますから。

どうしても1人じゃ見つからないから、
一緒に見つけてほしい方は、

miulaboか、三浦演劇部に来てください。
私がお話聞きますよ(流れるような鮮やかな宣伝)↓
ちなみに、miulaboは4月限定で、初月無料です。


特技披露それでも苦手やねん、って方に最後に一つ。

そもそも、特技披露って、好きなことをなんでもやってくださいという場です。

審査員としての本音を言うと、別にすごい技なんか求めてないんです。

この人は、得意なことをやっているときにどんな風に輝くのかな?

ってことが見たいだけなんです。

なのに、付け焼き刃で変なことやって空気冷やすのも、なんか無理やりできないことやろうとして重たい空気にする人が多いです。

そんなこと、私たちは望んでいないんです。

だから台本で失敗しても、質疑応答で失敗しても、輝ける場として自己PRで取り返して欲しいのです

だから、私は、せめてそこは自信をもってやれることをもっていくのが得策だと思います。

何か一つでも自身のあることをもっている人間は輝きます。

やっぱりオーディションは輝いている人が受かりやすい。

それが、たとえば闇の光だとしてもね。


輝かせるには、自信を持っているものを持っていることが大切です。

さっきの掛け合わせる理論で、100万人に1人の自分の『目立つもの』を見つけてやってみてください。

ということで、今日の話は終わりです
明日は、自分の魅せ方

『私たちは、
全部しゃべる人には、興味がない』

をお伝えします。

ではでは、明日も19時頃に。

演劇王子みうらでした。

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みなさんからのリアクションにびっくりするくらいに力をもらっております。

このnoteマガジンは、プロの演出家三浦佑介が、現場でですぐに使える具体的なちょい濃い目テクニックを離乳食のように読みやすく書いてます。


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