8/27定期プログラム
夏休み最後の週末。久しぶりの定期プログラムとなりました。ここ数週間は何かと安定しない天気が続きましたが、この日は快晴、微風、海水の透明度はシーズン1で、しかも水温も適度に気持ちの良い温度でした。
せっかくなので湾外に出て、油壺、諸磯方面へ。子供達が多いクルー構成ですとなかなか外洋へ出ることができないのですが、今日はまさにTHE DAY。子供達はこの夏で海に大分慣れてきたようで海での振る舞いや周りをよく観察して自分自身を環境に適応することができるようになってきていますね。少し外海を漕いでもその環境に馴染んでいるように見えました。
外洋は緩い南風と小さなうねりがありましたが、本当に心地良くビーチ周辺でいる環境とは違った感覚だったのではないでしょうか。近くてもなかなか来ることのできない油壺方面ですがカヌーを漕いでちょっとした旅気分です。気持ちが良いのでここで早めのドボン!
胴網海岸に戻ってきてからは、子供達に大人気のドラゴンSUPでドボン大会です。
子供達にとっては大人目線でカヌーを合わせて漕いだりするよりも自由に遊ぶことがもちろん大好きですよね。ドラゴンSUPは本来の主旨とは全く違い使い方ですが、本当に子供達が海で遊ぶには安全面からも最高のツールです。
どうしても自分を含めた大人は大人の価値観を子供達についつい求めがちでなんでも最適化したがります、、、(深く自戒を込めて)。ハイハイから早く歩くことができるように、計算ができるように、逆上がりができるように、早く走れるようになどなど大人目線で自分自身が当時できなかったことを求めがちだったりします。
活動の中でもカヌー漕いでもらっていますが、あまりこだわらずに子供達のやりたいことや楽しいことを優先的にできるにしたいと思っています。
やはり子供主体的な遊びは重要で、遊びの中から得られる状況認知能力や他者の拮抗性や親和性などは、自然発生的に生まれた集団の遊びを通じて最も養われ、我々大人が子供だった頃まではごく自然に生活の中にその環境があったものが徐々に失われています。高度に都市化した現代では生活が便利になり一個人でも生きていける環境が結果的に子供を養育しにく環境にしてしまったいるのではないかと思います。
このコロナ禍で生活環境を東京から海や山へ変えた方の中にはそういった環境がなくなってきている危機感から移住や多居住などを選択しているように思います。また、家族単位で活動するだけでは子供の遊ぶ環境には限界があり、同世代や上下の世代、縦だけなく斜めの関係がとても大切だと思います。子供はやはり子供同士で遊ぶとぐっと成長します。特に6歳以降はしっかりと多様性のある環境で遊ぶことがとても大切だと思います。
9月も引き続き元気に活動していきたいと思います。オーシャンプログラムは10月まで継続します。。
体験参加はいつでも受け入れていますのでご興味のある方はぜひご連絡ください。
次回の定期プログラムは9月10日(土)です。