2022 U19湘南オーシャンパドリングチャレンジ
大会当日は朝から本当に気持ちの良い天気となり、海も穏やかで素晴らしい1日となりました。いつもの三浦から離れて江ノ島で皆で参加してきました。
この大会は以前から子供達のために企画されていたもののコンディションが整わずなかなか開催に至っていませんでした。
普段から海や海岸で活動する児童クラブやアフタースクールは、ここ数年で湘南エリアで増えてきました。それぞれ個性あるスタイルで運営していますが、こういった形で一堂に集まる機会は初めてで子供達にとって貴重な機会となりました。
小学 3年生以上は6人乗りアウトリガーカヌーのレースに参加し、小学2年生以下はメガSUPを利用したエキシビジョンレースに参加しました。これ以外にも中高生を対象にした6人乗りアウトリガーカヌーのレースや1人乗りアウトリガーカヌーのレースが開催されました。
初めて漕ぐ子もいましたが、全てはタイミングです。男女ミックスで学年や体格も違いますが、メンバーの多様性の中でどうやったらカヌーを進められるか、なかなか得難い体験です。
今回は6人目のステア(舵取り)には湘南アウトリガーカヌークラブのユースチームに所属する高校一年生に協力してもらいました。素晴らしい舵取りで子供達を上手く取りまとめてもらいました。子供達だけで海を漕ぐ、なかなかできることではなく感慨深いです。
レースは江ノ島沖合を約3kmの往復です。時間にすると30分程度ですがなかなか大人でも大変です。それでも普段から皆それぞれ海や山などのアウトドアで活動することに慣れていますので初めての環境やパドリングでもすんなり適応して楽しんでいました。
小学生低学年は各チームを全てシャッフルしてのファンレースです。ビーチを走って、メガSUPに乗り込み沖合1kmを往復してまた走ってゴールする海の障害物競争をみんなでするスタイルです。皆裸足で元気にビーチを走り、臆せずに沖に向かって漕ぐ姿はなかなか圧巻です。このご時世みんな逞しかったですね。
海水温はまだまだ暖かく、レースの合間には皆ボディーサーフィンをしたり、砂で元気に遊びまくりました。これが何より楽しいですよね。
順位はともあれ、色々な地域から多くの子供達が集まって、大人顔前で臆せず海に出て、自分達で安全を管理できることは本当に素晴らしいことだなと思います。
体育館や運動場や競技場でなく、こういった環境下でスポーツが行えることは幼年時からの積み重ねと見守る大人のスキルや経験がないとできないことではないかと思います。
不確定要素が高く、時に不快なことや危険なこともある環境ですが、この年代に動物的感覚を養える環境を体験しておくことは、これからの世の中で必要とされる最も大切な生きる力の一つだと思います。
やはり、子供達に最低限の経験と考え方を理解させることができれば、子供達は勝手に成長していきますね。大人達が思っている以上に子供達は協力的で前向きに取り組んでいました。
主体的に自分で考え、判断する機会を日常から実践しておくと、こういった集団になっても受け身になることなく目的を理解して、自らできることを主体的に楽しむ様子が窺えました。
また海は夏だけでなく、秋が深まっても色々と関われることを知ってもらうことは大切なことだと思っています。日常にどうやったら自然を取り込めるかは今後健康的な暮らしを続ける上で大切なことだと思います。幼年期に感じたことは一生続くことだと思っています。
海の活動はあとわずかですが気持ちの良い秋のシーズンを楽しんでもらえればと思います。
今後の予定
11/12 (土)定期プログラム
11/20(日)丹沢トレッキング(怪獣の森幼稚園&小学校合同)
12/10(土)定期プログラム
12/11 (日)石割山トレッキング(怪獣の森幼稚園&小学校合同)