拘置所では「弁護士が超VIP」な話
大阪拘置所に行ってきた。守秘義務があるので面会内容は書けない。ぼくは仕事柄(なんの?)拘置所には時々行くが、今日同行した弁護士さんの超VIPさにたまげたので報告する。
身体検査スルーなの!?
拘置所にスマホは持ち込めない。アップルウォッチもダメ。受付にあるロッカーに預けることになる。次に金属探知機(空港で通るアレ)をくぐるのだが、弁護士さんはなんと脇をすり抜けた。係員は何も言わない。もちろんぼくは通ることになる。
「ビー」
不愉快な音が鳴り、カバンを広げボディチェックを受ける。通信機器、火器などを所持していなければいいのだが、ぼくは毎回引っかかる。「先生はチェックされないのですか?」と尋ねてみた。その答えがカッコイイ。
「依頼人の権利を守る弁護士が、入り口でチェックを受けるわけにはいかないさ」
頭が高い!このバッチが目に入らぬか!!
建物の中に入ると面会を申し出る用紙を記入する。これは、ぼく一人で来たときと同じように弁護士さんも書いた。次にその用紙を窓口に出すのだが、身分証明書の提示が求められる。ぼくは運転免許証を出した。弁護士さんは、なんとバッチを見せるだけ。すごい威力だ。
面会は、ぼく一人なら15分が限度。今日は弁護士さんと一緒なので刑務官が「60分くらいでよろしいですか?」と恐縮しながら伺ってきた。エライ差だ。弁護士さんは面会中に携帯電話を取り出すことはなかったが、パソコンを出してパチパチしだした。刑務官は何も言わない。これもびっくりした。今まで何人かの弁護士さんと同行したが、パソコンを出した人は初めてみた。
今日、わかったこと
弁護士さんはエライ。その一言。あの無愛想な刑務官も腰が低くなる。
合掌
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