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発達における行為とは:可塑性,変動性,柔軟性(Action in Development: Plasticity, Variability, and Flexibility)

Rachwani, Jaya, Justine Hoch, and Karen E. Adolph. "Action in Development: Plasticity, Variability, and Flexibility."

【コメント】

大好きなAdolph先生のグループが,赤ちゃんの運動発達をplasticity・variability・flexibilityの観点から解釈しています.あまりにも面白いかったので全文を訳しました.ここには結語のみ載せています.興味のある方はご一報ください.全文訳をお渡しします.

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【結語】

赤ちゃんの運動発達におけるスピーディでドラマチックな変遷について、よく知られているものはWHOによって標準化された運動のマイルストーンである.しかし,経験が生みだす個々の赤ちゃんにおける・それぞれの赤ちゃんにおけるplasticity(可塑性)やvariability(変動性),常に変化する身体・世界におけるflexibility(柔軟性)の方が姿勢,手の操作,移動という基本的な行為の獲得における特徴をより良く示している.中枢神経系はこれら運動発達の基本的な特徴に寄与または応答している.この枠組みから臨床介入にいくつかの知見を得ることができる:Start early(早く始めること).More is better(多いことは良いことだ).Function over form(形式よりも機能を重視すること).Adapt to change(変化に適応すること).Learn by doing(やってみながら学ぶこと).


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