俳優レッスン初日から演技。人見知りの僕は、今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
日本全国各所から集まった、俳優の卵40人が集う専門学校にて、最初の授業が始まりました。
1.最初の授業
専門学校の授業では何が行われるか、生徒である僕らには、授業内容をまったく知らされていませんでした。
異様な緊張感の中、先生による挨拶から、授業が始まりました。
それではみなさんにはこれから、
簡単な自己紹介と一緒に、
「喜怒哀楽」を表現していただきます。
「えっ!いきなり演技やるの!?」
最初の授業は簡単なレクリエーションだけで終わると思っていたところ、まさかの展開です。
学校の授業で先生に問題を出され当てられた時、答えを言うだけで心臓が破裂しそうなくらい緊張する僕にとっては、とんでもない試練。
「いやだぁー!!」
と、今すぐ逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
2.順番が近づいていく
幸いにも名前順で呼ばれたため、「み」から始まる僕の順番は最後の方。
次々とクラスメイトが喜怒哀楽を披露する中、僕は緊張がピークに達し、心臓が飛び出そうでした。
そして順番が近づき、僕の出番がやってきました。
「三浦誠大です!岡山出身です!よろしくおねがいします!」
「喜ぃ〜!怒っ!哀ぃ〜!楽ぅ〜!」
恥ずかしさで顔が真っ赤になりながら喜怒哀楽を表現し、終わった瞬間「ここから消えたい!」と思いました。
3.試練はつづく
全員が喜怒哀楽を演じ、終わったと思いきや、まだ終わりではありませんでした。
それでは続いて、
みなさんに「火」を演じていただきます。
「火!?なにそれ!そもそも人じゃないじゃん!」
「いやだぁー!!」
心の中で叫びながら声にする勇気もありません。
先ほどと同じ流れで、逃れることもできず順番がやってきて、「火」を演じました。
「火を演じます!うぉー!!」
まとめ
僕が俳優になりたいと思ったのは、映画に出てみたかったという単純な理由です。
まさか、こんなに恥ずかしい思いをすることになるとは、想像していませんでした。
とはいえ大口叩いて東京に出てきた手前、引き返すことはできません。
ヘトヘトになって家に帰りながら、今後はどんな試練が待っているんだろうと、絶望感に打ちひしがれていました。
俳優への道は、最初からまともに演技ができた訳ではなく、苦手なことに向き合ってチャレンジする連続でした。
続きは、また次回お話します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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