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薬草「毒」の効用

2009年7月4日日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。

 「探検家の病」と異名をとる壊血病は15世紀後半、世界を旅する船乗りにとって恐ろしい病気であった。壊血病は貧血、衰弱、歯茎や手足の腫れなどを引き起こし、ときには死に至らしめることもある。当時の記録によると欧州諸国では、1500年から1800年の300年間で約200万人の船乗りが命を落としたという。今では野菜や果物に含まれるビタミンCが不足すると壊血病になることがわかっている。探険家にとって植物の知識は不可欠だ。

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