ライバルこそ理解者
2009年8月8日日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。
先日、映画「剣岳、点の記」を見に行った。これが試写会を含めて2度目。新田次郎氏の小説を映画化したこの作品の美しさに、実際に立山連峰に抱かれている気持ちになる。
日本山岳会と陸軍の陸地測量部が日本最後の未踏の山である、越中剣岳の初登頂をめぐり、ライバル心を燃やしながらもお互い厳しい剣岳登頂という共通目的の中で認め合い、一番の理解者となっていく。そのストーリーに僕は共感した。
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わずか11歳でキリマンジャロを登頂。フリースタイルスキー、モーグル競技では10年間にわたり全日本タイトル獲得や国際大会で活躍。引退後は冬季…
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