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「登頂」の意味の重さ

2008年6月28日に日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。

 極地で人がどのように死にいたるか、ということを扱った小説「ラストブレス」には高高度脳浮腫によってそこにいるはずの無い人が話しかけてくる「幻の登山仲間」と会話を交わす場面があった。その中で、幻のドイツ人に話しかけられ間違った道を教えられ遭難したり、病院に運ばれた後、病室で何度もマリリンモンローを見かけたなど、脳の錯乱が引き起こした具体例が紹介されていた。

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