山登りも気から
2008年7月19日に日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。
前回の話で、父の心臓の手術を担当した先生によるドクターゴーがエベレスト登頂の励みになったと話した。
この事を帰国後、筑波大学の村上和雄名誉教授と話す機会があった。村上氏は高血圧に関するレニンと呼ばれる酵素を世界で最初に発見し、稲の遺伝子情報の読み取りを行ったことで有名な研究者だ。ユニークなところは、ただ単に遺伝子の研究を生物的な学問に留めず、僕たちが抱く様々な感情や考えることが遺伝子に影響するのではないかということを研究しているのである。
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わずか11歳でキリマンジャロを登頂。フリースタイルスキー、モーグル競技では10年間にわたり全日本タイトル獲得や国際大会で活躍。引退後は冬季…
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