ハチの住めない世界
2009年5月2日日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。
豚インフルエンザから変異したインフルエンザの感染が広がっている。ニュースはその話題で持ちきりだ。
しかし、僕がもっと驚いたニュースがミツバチの減少である。これは世界中で顕著な現象で、日本でも深刻になっている。農林水産省の統計では、2008年にはビニールハウスでの花粉交配に使われるミツバチの数が、前年比で約1割減ったと言う。日本の専門家は農薬の影響、過重労働によるストレス、免疫力の低下などを指摘しているが、カナダの研究者は、ハチの腸内に住む寄生虫が原因ではないかと考えている。この寄生虫は温室などで育てられたミツバチに寄生しており、それが野生のハチに寄生することによって弱らせたり死に至らしめたのではないかと考えている。
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