ときめいて抗加齢
2010年7月10日日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです。
先週、新潟県阿賀野市の村杉温泉で順天堂大学、加齢制御医学講座の白沢卓二教授と恒例のアンチ・エイジングキャプを行った。
今回のテーマは「ときめき」。31人の参加者の多くが新潟県出身であることから、彼らは子供時代にきれいな新潟の川で遊んだ思い出はあるのではないかと思い、沢登りをアウトドアイベントに取り込んでみた。
しかし、多くの高齢者にとって、いきなり沢登りはいハードルが高い。そのため、まず参加者にはだしになってもらい、安全な場所を見つけ丸く削られた石の上を歩く。足には手に負けないほどの神経が通っている。はだしになると足は敏感に不安定な接地面を感じ取り、体重のかけ方、足の角度などを微調整する。
その後、靴を履いて今度は水の中に入り魚とりをした。最初は「冷たい」とひるんでいた参加者もだんだん魚とりに夢中になり、足が濡れることなど気にしなくなった。
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