父とアカデミー賞
2009年2月28日日経新聞夕刊に掲載されたものです。
今週、日本は滝田洋二郎監督の「おくりびと」、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」のアカデミー賞受賞で大いに沸いた。日本映画が国際的にも認められ、日本人としての自尊心を新たにされた方も多かったのではないだろうか。実は僕の父の三浦雄一郎も、アカデミー賞と縁がある。1970年に父が行ったエベレスト大滑降を記録した「The Man Who Skied Down Everest」(エベレストを滑った男)と言う作品が75年、長編記録映画部門でアカデミー賞を受けている。元々、日本の石原プロダクションが制作した原画をカナダのクローリー社が買い取り、父の日記に基づいて本人の視点からリメークしたものだ。
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