Sex Education
「性教育」と聞くととても堅いイメージ。まさに私が学校で習ったこと。
日本で普通に性教育を受けた私、生理については男女別々の授業だった記憶がある。そしてデンマーク人の母を持ち先進的な性教育を受けた夫。どのくらいの差があるかと言うと
「彼とキスした?」と盛り上がっていた田舎の高校生(私)と、ガールフレンドが出来たと母親に報告したら「セックスするなら避妊しなくちゃだめよ」とコンドームを渡された14歳(夫)
ってなぐらいの差。
オープンな環境で性について学んできた夫は堅く考える事なく、聞かれたことに対してありのままを伝える。逆に適当に誤魔化したり、プライベートな部分をかわいい言葉で言い換えることを嫌がる。なので我が家では性について自然に日常の中で話し、息子は4歳ごろにはどうやって赤ちゃんが出来るのかも教えた。夫曰く、子どもが興味を持った時こそが教えるベストタイミング。興味を持った時とは、「赤ちゃんはどうやってできるの?」「赤ちゃんはどこから来るの?」という疑問を子どもが口にしたとき。我が家の場合で言えば、息子が4歳頃だったと思う。この質問に対して、はぐらかしたりすることなくどうしたら子どもが出来るのかを説明した。
息子が5歳半の時、もうすぐ妹が生まれるよと報告した。その時の彼の反応は「When did you do it?」(いつやったの?)だった(笑)その反応に笑う私と夫が何か言う間もないうちに息子は「ah, I know you did it at night, didn't you?」(あぁ、夜やったのね。そうでしょう?)と自分で解決していた。何もかも知っているわけじゃない、でも根本的なことは分かっている。だから、ディズニーのダンボの始まりで、こうのとりが赤ちゃんを運んでくるシーンを「ディズニー」(お話し)だと理解してる。
我が家は家庭内が英語なので性教育も英語。セックスにペニスにヴァジャイナと全部正式な単語で説明をする。聞かれたことには答えられる限り、事実を伝える。誤魔化したりはぐらかしたりはしない。
なので息子は小3にして生理のことも理解している。私がお腹が痛いと言えば、夫のマネをして「ブランケットいる?」「ちょっと休む?」と声掛けをしてくれる。どこまで生理のことを理解しているのかと言えば、かなり疑問が残る、だけど、女性には生理というものが月に1回あって、お腹が痛くなったり、トイレでナプキンやタンポンが必要になったりするということは理解している。
現時点では「性教育」なんて言うほどのことではなく、カラダやカラダの仕組みを教えることだと思って、聞かれたことにはなるべくシンプルに、嘘をつかず、誇張せずそのままを説明するよう心掛けてる。
自分のカラダのことを知るって大事。これって他人のカラダをいたわるという所へ繋がっているように思う。
いつどんな際どい質問をされるのか内心ハラハラしながらも、子どもが疑問に思った時、気になった時に、躊躇せずに質問できる存在でありたいと思う。