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あけびもらう
ちょっと前の9月半ば、町の大工Oさんにあけびをもらった。
立派に連なった茶色のあけびだった。粒々の種が無数にあって食べにくいけど、ほんのり甘くてクセもなく割と好きである。
気がつけば10月になり自分で採ることもなくあけびシーズンも終わりだなと思っていたら、一昨日またOさんがやってきてあけびをくれた。
今度は赤いやつだ。
三浦はこれまで赤いのも茶色いのも同じあけびで個体差があるだけだと思っていたが、Oさん曰く赤くて綺麗なのは三つ葉のあけびで、茶色くて地味なのは五つ葉のあけびなのだそうだ。全然知らなんだ。
改めて調べると他にも種類があるらしく、果実の色についても諸説あってよくわからなかった。また今度ちゃんと勉強しよう。
せっかく綺麗なのでしばらく編集室の外に掛けて飾ることにした。
あらいいじゃない。
いつも季節のものを山で採っては分けてくれるOさん。いろいろ遊びを教えてくれる師匠でもあるが、いつも収穫物を何かしら山の笹や蔓などで包んで持ってきたり、実だけではなく枝葉と一緒に採ってきたり、いちいち素敵なのである。
ぜひともこのセンスを学びたいと思う三浦なのであった。