しばらく見ない間に|小さな森のような畑観察日記2021.09.29
ここ最近は三浦編集室の制作にかかりっきりなっていたため、畑にもなかなか足を運べずにいた。ようやく今日誌面が納品されたので、久しぶりにイエノトナリ畑まで行ってみた。
しばらく見ない間にまるでまともな畑のように綺麗になっていた。
8月12日ごろのようす↓
いや、元来まともな畑ではあるのだが、1ヶ月ちょっと前はこのように種取りのため作物の花がボーボーに生え散らかっていたのだ。それらが全て刈り倒されて随分スッキリした。
そしてちょっと見ない間にスズキくんの髪の毛もだいぶモコモコしてきた↓
秋からの種まきや苗の移植もそこそこに進んでいるらしく、少し見せてもらった。
ブロッコリーの根本にはいろんな葉物の芽が。
今年は大型の葉物野菜も植えたいらしく、白菜やキャベツなど色々な苗が植えられていた。
夏植えたものもまだ残っていた。
枝豆はもうちょっと膨らんだら食べられそう。
食用ほおずきはまだまだ無数に花をつけている。
ゴボウが巨大に育っていた。これは特に元気によく育ったので種取り用にするのだという。
イエノトナリ畑は奥にあるお寺の参道を挟んで二面あるのだが、片方は土の上の枯れ草を動かさずに種まきをしたらしい。もう一面は一旦草をすべてよけて、土の状態を見てから再び草を盛り直したところ発芽率が格段に良くなったとのこと。「今後はこのやり方がいいかも」とスズキくん。
発芽率が良かった方の畑。
昨年植えたチコリー類がたくさん残っており、今年結球しそうだというので楽しみだ。今年は畝ごとにまくタネの種類も変えているので、スズキくん曰く「こうして年代の違うものや新たに芽吹いた様々な作物が混在するとより複雑で面白い畑になりそう〜」とのこと。
最近このフォークのような農具を購入し、不耕起で空気穴を空けるついでにモグラ穴も潰しているそうな。
ついでにこの夏の土木作業の成果も見せてもらった。
もともと水捌けが悪く、雨が降ると水が溜まってしまうのが悩みのタネだった。そこを人力でせっせと溝を掘って水路を作ったスズキくん。これでフィッシュボーン式に両側の畑からも水が集まり奥の川の方へ流れ出るのだという。
もう一つ見せてもらったのは側溝から漏れ出る水に対抗するための小川。
この右側のスズキくんが立っているあたりから水がちょろちょろと流れ続けているらしい。
それをまたせっせと掘って小川を造成。しかもついでにちゃっかりクレソンのタネをまいてせっかくの労力を無駄にしないところが抜け目ない。
他にも聖護院大根、桜島大根、カラフルビーツ、みやま小かぶ、マーシュ(サラダ菜の一種)など色々な作物を植えているのを見せてもらった。
なんだか去年より確実に進歩していて素晴らしい。
最後に「ちょっとさっきのゴボウが食べてみたいんだけど……」とおねだりをしてゴボウを抜いてもらい、ホクホクと帰った三浦であった。
土だらけなのでゴボウの葉に包んで持ち帰ったが、これはなかなかお洒落だと思った。ちなみにゴボウはめちゃくちゃいい香りがした。食べるのが楽しみだ。
以上、久々の小さな森のような畑訪問であった。スズキくんありがとう〜。