質屋と新型コロナ
皆さんは、「質屋」とは何ら関係ないと思われるかもしれません。
実はかなりの影響がありました。
関連性の話の前に、「質屋」の仕事についてお話ししましょう。
「質屋」は品物を担保に預り、それに見合う金額を融資して手数料(質料、利息)を頂くのが生業です。融資金額は、数千円から数万円がメインです。それに付随して、商品を「買取」もしています。「買取」した商品は、組合等の「市場」で販売。若しくは店頭(ネットオークション等)で販売します。
昨年コロナが蔓延し、緊急事態宣言が発令され各種業種の方々や個々人にに「給付金」が支給されました。
融資額は低額が多いので、それ(給付金の支給)により「品物」を「受け戻す」(出質)お客様が急増しました。業界内のネットワークで知りましたが、総融資額の1/3が「受け戻された」店が多数存在しました。
お金が戻ってきてよかったのでは?と思われるかもしれませんが、我々としては大打撃です。
「融資額」の数パーセントが我々の利益なのですが、それが激減しました。⤵本当にこれは痛い!!
コロナ2年目ですが、現在も「融資額」(質草)は戻っていません・・・(*_*)
当店は店頭・ネットで販売もしているので、まだ何とかなっていますが、「質屋」のみの営業のお店はかなり厳しいと思います。
今後、経済状況がV字回復するとは思えませんが、経済が少しでも普通に回るのを祈るばかりです。