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ネット時代の「仲介者」のあり方

cakesの「インターネット時代に、作家はどうなっていくのか? 」という吉本ばななさんとはあちゅうさんの対談を読んだ。

以前から言われていることだが、はあちゅうさんはネットを使って作家が生きていく道を模索し実践している人物だ。

もし、はあちゅうさんがネットで自分の作品を発表しネットでの拡散して広めるという行動をとらなかったら、会社勤めをしながら小説やエッセイを書く「週末作家」のままだったのかもしれない。

しかし、いくつかの「自分の文章や考え方を気に入ってくれた人がネットを使って対価を払ってくれる」仕組みを作り独立した。

さらに、自由になった時間を使って、初めての小説を書くなど活動の幅を広げ、今年1年で5冊の本を出版することができた。

はあちゅうさんのすごいところは、「紙の本」を出版することによって、従来からの出版社の利益にも貢献しているところだ。

それに、出版社側も「ネットで活躍している書き手」をきちんと観察し「あえて紙の本を出す利益」を示して書籍化の話を勧めているのも素晴らしい。

はあちゅうさんの本のなかでも『とにかくウツなOLの、 人生を変える1か月』という本はツイッターなどのつぶやきをまとめた本だけど、「本という物体で読む」ことのおもしろさを演習する工夫が随所に盛り込まれていておもしろかった。

ところで、風俗店グループの社長さんが、こんなことをつぶやいていた

時代と共に風俗業界が進歩してきた
近年では

マンションヘルス
(マンション型)

ファッションヘルス
(店舗型)

ホテルヘルス
(受付型)

デリバリーヘルス
(派遣型)



次はどんな形の営業形体になっていくのだろう・・

私の予測では、いやその前に、今私が所属しているお店のように、お客さまがネットを見て、自分の気に入る子は誰で、いつなら空いているかを確認してお店に予約の電話を掛けて、予約を確定。女性はし送られたメールを見て指定された時間に指定された場所に向かう。

店舗スタッフの役割は女性にメールを送ることとネットの予約情報の更新だけ。お店を仕事を極力省くことで女性の取り分を増やし、女性が集まりやすい「女性自走型」の店舗が増えていくと思う。

そして、最終的には、大手広告代理店の情報サイトの情報を見て、顧客が女性を選び、ネットで申し込み、自動的に女性に仕事の情報が行く形になり、風俗店というものがなくなってしまうと考えている。

もし、10年先、20年先にも風俗店を経営したい、風俗という仕事に関わっていきたいと思う男性がいたら、働き手である女性が「取り分は少なくてもこの店で働きたい」と思うメリットを考えていかなくては生き残れないだろう。

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