サステイナブルを研究する部活【サス研】
【みなとまちバーチャルEARTH Fes〜変化の波に乗り遅れるな!〜】というイベントが開催中です。
こんなご時世なのでリアルで集うものではなく、オンラインで。
オンラインイベントとはいえ、よくあるzoomやYouTubeを使った配信ではなく、このイベントのために建てられたバーチャルビルを使って行われる最新鋭のイベントです。こちらのイベントでは、私みうらんも実行委員メンバーとして広報的なお仕事をしています。
■イベント詳細
みなとまちバーチャルEARTH Fes〜変化の波に乗り遅れるな!〜
開催期間:令和3年2月17日(水)〜2月28日(日)
会場URL:http://kannaikassei.jp/earth_fes/
参加無料、事前予約不要
主催:一般社団法人 関内活性会
後援:横浜市、関内・関外地区活性化協議会、横浜商工会議所、ヨコハマSDGsデザインセンター、横浜メディアビシネス総合研究所、FMヨコハマ
2月28日まで開催中のバーチャルアースフェスでは、横浜市立東高等学校の一部の生徒さんも実行委員として参加しています。
横浜市立東高等学校(以下東高校)には、【サステイナブル研究部】という部活があります。
(↑東高校サステイナブル研究部にイベントの副題を決めに行った時の写真。生徒も大人も、自分の意見に誇りを持って本気で取り組みました。)
そもそも、東高校は平成30年7月よりユネスコスクールに加盟しているので環境・人権学習などを一般の学校よりも多く取り入れている学校です。
1. ユネスコスクールとは?
ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールをESDの推進拠点として位置付けています。現在、世界180か国以上の国・地域で11,000校以上のユネスコスクールがあります。日本国内の加盟校数は、「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」が始まった平成17年から飛躍的に増加しており、平成30年10月時点で1,116校となり、1か国当たりの加盟校数としては、世界最大となっています。
引用元:文部科学省HP
ユネスコスクールに認定されたことで、「高校生と一緒に活動したい」という大人たちの声が多くそれに応えられるメンバーを集うために昨年度作られたというのが、サステイナブル研究部。
もともとSDGsやサステイナブルに興味のある子が集まったというわけではなく、”想いのある子たちが集まった"といってもいいかもしれません。
サス研と呼ばれるこの部活での最初の活動は、文化祭でのフェアトレードチョコの販売。なんと、100個が完売したんだそう。
今回のイベントの展示でも、「一般の商品と比べると割高かもしれませんが 地球に、ちょっといいことを。 見かけたら、ぜひ手にとってみてください!」とフェアトレード商品についての紹介がされています。
そして、今日2月24日は「ピンクシャツデー」といってカナダ発祥のいじめ反対のメッセージを発信する日。
昨年「食のアースフェス」に参加した際に神奈川子ども未来ファンドブースのお手伝いをしてこの活動を知ったサス研のメンバーは、「学校で広めたい!」と生徒指導部に自ら交渉し、普段は校則で禁じられているピンクのシャツでの登校を認めてもらい、昇降口でピンクのシャツを着ていじめ反対を呼びかけたそうです。
今年も開催すると話していたので、今頃東高校ではピンク色に染まっていじめ撲滅の意思表示がなされているのではないでしょうか^^
その他にもハンガーバケットという飢餓や貧困について考えるワークショップを行ったり、学校で古着を集めて発展途上国のワクチンとして寄付する活動や月に2回地域のゴミ拾いをするなど自分たちで考えたことを積極的に行動に移しています。
「サステイナブルに興味があったけど自分で実行できていなかった。(このままでは地球がやばいと)みんな思ってるけど、それが行動に至っていないなぁと思う。意識はあるはずだから、発信していくことが大事だと思います。「みんながやってるからやる」という集団心理を生かして、できる人たちが周りを巻き込んでいけるといいですよね。」「サステイナブルを意識しているお店があると嬉しくなります。」と目を輝かせながら話してくれました。
顧問を務める市川先生は、「部活を作った時には”大人がやってほしいこと”をやってもらっていました。それが今では、自分たちでワークショップを作ったり、既存のものにオリジナリティを出したり自分たちのやりたいことができているので成長を感じています。これを続けられることこそ、サステイナブルですよね。」と最初は不安もあった様子を浮かべながら、お話しくださいました。
「今の社会では下のひとが目上の人に積極的に意見などを言えないイメージがあるけど、その枠組みを全体的に外すことができるのなら下の世代から上の世代までいろんな考えも聞けて取り入れることができる。そんな場所がたくさんあればより見える世界が広がって、いい世の中になっていくんじゃないかなぁと思います。」と話すのは部長の渡辺くん。
Z世代とも呼ばれる彼らがこれからの社会を作っていくと思うと、とてもワクワクしました。
実行委員長の心を大きく動かしたサス研の活躍はこれからも応援したいし、一緒に世の中を良くしていきたいですね。
東高校サステイナブル研究部のSNSアカウントはこちら
Twitter:https://twitter.com/higashi_sasuken
Instagram:https://www.instagram.com/higashi._.sasuken/
イベントのポスターを描いてくれた津田さんにもインタビューしました。
https://note.com/miumys_by_miuran/n/nd02bbdade667
下の世代から上の世代まで、自分の考えを企業に伝えることができる「みなとまちバーチャルEARTH Fes〜変化の波に乗り遅れるな!〜」は2月28日日曜日まで開催中。
ぜひ、東高校のブースをはじめ様々な団体の活動をご覧ください。