スナバで「超」車座〜地域で活躍する企業家と、共に創るみんなの、大団円〜
こんばんは、 #note100日書く部 に参加していながらまた1週間ぶりの投稿になってしまいました、みうらんです。
そういえば、今年はあと54日だそうです。ということは、100日のうちのまだ半分もいってないのか!濃密!
今日は、長野県塩尻市にあるシビック・イノベーション拠点「スナバ」にて開催された【スナバで「超」車座~大円団~】で社会起業家としてピッチをしてきました。
地域型インパクト投資プログラム「DIVE」の中の"関係性を紡げる機会を作る"、いわば最終ゴールの場。
DIVE自体は6月に始まったので、何気に今年の下半期はずっと、頭の大部分をこのプログラムが占めていました。
ゼブラ企業という概念との出会い
そもそもなぜわたしがDIVEに参加したのか。
1月の終わりに、エコルシェの共同代表の彩子さんから「ゼブラ企業」という言葉を説明するページが送られてきて、「これ、まさに私たちだよね!?」という衝撃の出会い。
日本でゼブラ企業を支える事業を展開している「ゼブラアンドカンパニー」という会社を見つけ、一度お話を聞かせてほしいと問い合わせをしたのが始まりでした。
その場ですぐに何か、というわけではなかったけど、何かあればご連絡しますね、とファーストコンタクトを終え、4月末に改めて「DIVE」のご案内をいただき参加する方向で動き始めました。
DIVEに参加しようと思った理由
単純に「投資家に出資してもらえるチャンス!」と思ったことと、説明会を聞いてワクワクしたことが主な理由です。
あとは、隙あらばどこかに行きたいので県外に行けるということもあるかな。笑
横須賀では「エコルシェ」の名もだいぶ知れてきたし、次のステップに進みたいという気持ちもあったんだと思います。
とにかく、このままではエコルシェは続けられない(事業として成り立っていない)というのは私たちにとってすごく大きな課題でした。
いざ、塩尻へ!
6月18日、大雨の中長野県の塩尻へ向かいました。
わたしのことを知ってる人が誰もいない状況が久しぶりで、ソワソワ!
そして、他の参加者さんのバリエーションの豊かさに、ワクワク!
高学歴な方、都心部の大企業や行政から移住してきた人、お医者さんなど「すごそうな人」がたくさんいてドキドキ。
「エコルシェ」の活動を知っている人が一人もいない中で、エコルシェの取り組みを話すのもあまりない環境。
とにかく情報量が多くて伝えきれないと思いながらも、持ち前のキャラと話術で「なんかエネルギッシュな子が神奈川から来た!」という印象を持たせ、そのまま懇親会も夜中3時のスナックまでフル参加。
とにかく、終始ワクワクしてる感じ。楽しい!
とことん事業と向き合う4ヶ月間
キックオフから車座までの間は、基本的にはオンラインでのやりとりに。
動画を見て学び、各自資料作りを進めていきます。
グループに分かれ、フィードバックをもらい、また手直しして…というのを繰り返しました。
「やりたい!」という気持ちだけで走ってきたエコルシェ。
エコルシェを立ち上げた時も、エコルシェ5302やエコルシェスタンドを始めるときも、事業計画とかは正直そこまで立てずに、「やりたいからやる!」「いける気がする!」「みんな喜んでくれてる!」という直感と想いだけで3年間進んできました。
今回改めて、「エコルシェを通じてどんな社会課題を解決したいのか」「社会課題に対して、どこからアクションを起こすのか」「持続可能な事業にするために、どこでお金を生み出すのか」ということを考えて、考えて、考えた4ヶ月間。
エコルシェ情報量多すぎるー!と思っていたけれど、やるべきことを見定められていなかったこと、どこを軸にしているかが明確になっていなかったことが原因であるということもわかりました。
特に変化が大きかったのが、10月前半。
やっとお金のことを考え始めたときに、このままではダメ、ということが改めて数字で出てきて、ものすごい壁に直面しました。
自分の中で、「まだできる」と「もうできない」の気持ちがぐっちゃぐちゃに。まさしくサナギ期間。
とある「決断」もしながら、この時を経てグンっと前に進んだような感覚がありました。
そこからは、改めて「エコルシェ」がやるべきことを意識しながら資料作りと日々の暮らしを重ねていきました。
いざ、車座!
車座に向けて、「前夜祭しよう〜!」というメンバーからの魅力的なお誘いに乗っかり、11月7日に再び塩尻へ。
リアルで会うのがまだ2回目というのが信じられないような仲間たちとお酒を飲みながら明日のピッチに向けてや事業のこと、人生観まで深〜く話し、24時半までみっちり濃密な時間を過ごしました。
そして迎えた今日!
資料を作り込み、いろんな人にピッチを見せてフィードバックをもらい、作り込んできたものを発表する日がやってきました。
個人的にはここまでの事業との向き合いがすでに超充実していて、やってよかったという気持ちはあったのだけど、これまで半年間取り組んできたことを発揮する場だと思うと久しぶりの緊張感。
わたしの出番は4番目。
手汗は止まらないし、指はむくみ始めた感じがするし、鼓動は早いし。
緊張感というか、わたし、めっちゃ緊張してるやん。
あっという間の5分間。
用意していたセリフ通りには喋れなかったし、伝え漏れたこともあったけど、大コケしたわけではないし、満足!
そして、DIVEメンバーのみんなからは「最初の時よりすごくわかりやすくなったし、やりたいことも、この先の希望も見えた!」というフィードバックをもらったり、今日初めてわたしの話を聞いた参加者の方も興味を持ってくれた方がたくさんいて、その後の懇親会で5分では伝えきれなかった深い部分の話をしたら未来に繋がりそうなお話もたくさん出てきました。
結論:DIVEにダイブしてだいぶ変わった!
これまでは、「みうらんと彩子の夢実現工房」だったエコルシェ。
私たちがやりたいことをやってきたフェーズから、ようやく法人として、起業家として、目標を立ててそこに向かって戦略を練りながら進めていく時がやってきました。
DIVEに参加して、起業家としての誇りを持てるようになったというか、今まではもはや起業家でもなんでもなくて、ただ、これからは日本全国に「エコルシェ」の名を広めていける確信もできました。
終電で帰らなきゃいけないので懇親会も途中抜け。
「エコルシェをもっと有名にさせてまた帰ってきまーす!」
なんて捨て台詞のように言ってきたけど、結構本気で実現できる気がしています。
まだ資金調達をしてどうこうという段階でないエコルシェがDIVEに参加したことに、すごく意味を感じています。
「たとえば"3000万出資します"という人がいたとして、使い道なくね!?」=今の私たちに必要なことはお金じゃない、ということに自分たちで気づけたのもすごく大きいことだな、と思っていて。
最初にDIVEの話を聞いたときには「お金さえあればなんとかなるのに」と思っていた甘っちょろいわたしがいました。
お金があればできることは確かにあるかもしれないけど、お金があってもそれをうまく使うことができなければないことと同じ。
「エコルシェ」が全国で認知される日を夢見ながら、明日からまた新たなフェーズで生きていけるんだ、とサナギだったわたしは蝶になって羽ばたける時がやってきた気がしています。
あー、いい時間だったな。
充実した半年間だったな。
素敵な企画をくれたDIVE運営チームの皆様、ありがとうございました!
もっと大きくなって、来年は司会者として戻りますんでよろしくお願いします!
その前に、エコルシェ塩尻をやります!
さて、今年もあと50日ちょっと。
どこまでいけるか、楽しみだ!
帰り道の特急電車の中から、みうらんより。