恋愛アレルギー 後編
別にさあ、特撮に
「大人も楽しめる人間関係の壮大なドラマ」
って要素が欲しいなら
「悪の組織の裏ボスが生き別れた実の親だった」
とか
「実の弟が悪の組織のスパイだった」
とか、色々あるじゃない?
なんでよりによって『恋愛』なのさ?
別にあたし、普通の恋愛ドラマとか昼ドラとか観ますよ。不倫とか身分違いの恋とかそういうの大好きですよ。
ただね、昼ドラって主婦が家事しながらでも内容を把握できるよう
「説明台詞乙!」
って言うくらい、冗長でロマンティックな長い台詞を多用して、そういう表現手法は、恋愛ドラマを表現する上で、すごく合ってる手法だし、主婦の
「家事の合間にながら見したい」
っていうニーズにも合ってるよね。
特撮は、台詞少なめで、動きや表情、効果音とCGとアクションで、画面をしっかり観たほうが面白いジャンルなので、ぶっちゃけ恋愛シーン入るとテンポ悪くなるっつーか、料理で言うと
「いくらどっちも旨いからって言って、ストロベリータルトの上に鯵のなめろうをトッピングしたりしないだろ?!」
ってつまり恋愛ドラマと特撮ドラマってそういう関係なんです。
どっちも旨いけど混ぜるな危険なんですよ!!!
というわけで特撮や漫画の実写手掛ける皆さん!そこ本当に本当にお願いします!!!