○○に入る人物
30本ノック、本日もまたどうしようかなと仕事中も考える始末。先が思いやられる。って、毎日言ってそう。
書きたいことを書きたいときに好きなように書くことと、とりあえず毎日何かしら書きましょうね、と課題を課すことは日常の過ごし方も少し変わるなと思った。普段の生活からネタを探してしまう。
あー、今日は天気がいいな、なんでこんないい天気の日に限って仕事なんだろう、と思いながら外回りするため、公用車がある車庫まで歩く。ほんと、なんて居づらい職場なんだ。3月まではホームだったのに。人が入れ替わって、わたしが一番この部署に長くいるのに、なんて居づらいんだろう。後輩への指導って、どこまでするのが正しいんだろう。どこまで口出しするのが本人のためなのだろう。わたしはどんなふうに振舞えばいいのだろう。
はい、今日は職場での自分の在り方について話そうと思いついたのでした。
わたしは先輩や上司など目上の人よりも、後輩と関わる方がめちゃくちゃ苦手だし気を遣うタイプ。
2年前、初めて職場で後輩(新卒)を持ったけど、そのときは上司がグズグズすぎて、早く1人前になってもらわなくちゃ困る、って気持ちで必死で仕事を教えていた。組織の中でも、精神的にえぐられるといわれる部署なので、メンタルの調子を崩されては困ると思い、ほどよく指導ができたとは思っている。でもこれ、その後輩を思った指導じゃなくて、自分が楽するためっていうのがベースにある指導。だから、何も迷いがなかった。(当時はあったのかもしれないけど、今はほぼ記憶にない)
しかし、昨年度から上司が変わり、労働環境が良くなってきて、育てた後輩も概ね1人前となった。そこで感じてくるのが、注意するほどではない、後輩の人間性に関するようなところだけど、社会人としてはどうなの?というレベルの些細な言動。
今いる部署がみんな穏やかで「めんどくさい人」はおらず、全ては穏便に済んでいるが、わたしが勤める組織にはめんどくさい性格をした人が各部署に存在している。類友とは恐ろしいこと、「めんどくさい人」たちは「めんどくさい人」たちで仲良くなりネットワークを築いている。その中で己がいる部署の愚かな後輩たちの文句を言っては共有し、また別のところで拡散するのだ。我が後輩はどうやら、その部類の人間の一部から既に悪評を得ているらしい。その理由はまさしく、わたしが日ごろ感じる些細な言動。後輩はふてぶてしく見られることが多い。しかし、人間性は穏やかかつ温厚な部分もあるが、天然ボケな部分があり、他人に興味がない。「めんどくさい」人たちより、いい人間だということは圧倒的。だからこそ、そんな人間たちに罵られてほしくないという思いもあり、注意しようかと思うのだが、悪評から忠告まで「そんなのは気にしない」タイプの人間でもあるため、忠告が無駄となり、わたしがただの口うるさいお局様と成り果てる可能性も大いにある。
と、ここでまた思う。結局のところ、わたしは自分の見え方ばかり気にしていると。
後輩を持つまでは、末っ子として生意気なこともいうけど仕事はわりとしっかりやるキャラクターで通っていた。(と勝手に思っている)
今では末っ子でも何でもない、ただの年長者。ベテラン。
末っ子時代は、職場では中島健人のようなキャラクターでいたいと思い、「仕事に対してドM」というケンティマインドで、というより、「そう見えるように」振舞っていた。セクシーゾーンというグループ内で最年長でありながら、芸能界の多くの先輩方に可愛がられるケンティ。わたしのケンティになるぞ作戦は成功していたと言えるだろう。なぜなら、わたしがそれで満足していたから。
わたしの「こうなりたい」は、「こう思われたい」とほぼイコールである。しかし、ここ数年でわたしのこうなりたい像は若干変化してきている。それはたぶん、わたしを取り巻く環境が変わってきているから。末っ子ではいられなくなってしまったということが大きい。後輩の数が年々増えてきているということが何よりでかい。
わたしは今、職場でどうあるべきなのかを考える時間が増えている。後輩たちにこういうふうにしたら、と声をかけるべきかかけないべきか日々悩んでいる。自分に自信がないから、人にどう見られるかを気にしてしまうし、発言ひとつひとつをあとから気に病んでしまう。でもそんなときにわたしを救済するのが、「○○(好きな芸能人や映画や漫画の登場人物)だったらどうする」という考え方。わたしならどうする?じゃ永久に答えが出ない。わたしは誰かの二番煎じを集めたような人間なので、オリジナルの答えをひねり出すことが大の苦手である。じゃあ、そんな悩んでいるならその○○を見つけて己を救済すればいい話なのだが、ピンとくる○○が思いつかないのだ。だから、自分の向かうべき方向が分からず悶々としている。
でも、こういうときは考えても仕方ない。ピンとくる○○との出会いは突然なのである。それまでは悶々とした日々を送るしかないのだ。本や映画、漫画に没頭して多くの人間に出会おう。生き方を拝借しよう。ドンピシャな○○に出会えますように。
楽に職場に存在できるその日まで。
今日のところはこんなもんで。また明日。