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レバノンとオーストラリア

オーストラリア、シドニーのオペラハウスに、レバノンの国章であるレバノン杉が投影されている ( 米 abc News)。

それを見て、レバノンとオーストラリアは、我々日本人からは計り知れない、深い関係があるのだなぁと思いました。

レバノンの国旗中央にあるレバノン杉は、キリスト教のシンボル。この木でソロモンは神殿を作り、フェニキア人は船を作り、カルタゴに海洋植民地を築いたという。

ちなみに、これはレバノンの国旗。

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白は「レバノン山脈=白い山脈」で、清浄さや平和を、赤は植民地からの解放のために流された血と犠牲を象徴している。そして、中央に描かれたレバノン杉は神聖さと永遠のシンボルだそうです。

レバノン内戦以来オーストラリアはレバノンから移民を引き受けてきたが、元からいたヨーロッパからの白人移民による人種差別があり、レバノン系など中東移民との間の争いが絶えなかった。

しかし、こうして自国の世界遺産オペラハウスに、誇らしげに輝くレバノン杉を投影させ、いま失意のどん底にあるレバノン人を励まそうという懐の深さ。

さすが大陸の国、オーストラリアは大きい。

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大量の硝酸アンモニウムが先週引火し破裂した。爆発直前に、溶接工が港湾倉庫で作業を行っていたらしい。

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大爆発後の復旧作業を続けるレバノン。7万軒以上が破壊され、死者170人、負傷者6千人以上といわれている。

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ベイルート爆破地点の近くで反政府デモに参加する人々。レバノンの内閣は2週間の非常事態を宣言した。化学物質の管理、貯蔵、警備、監視などの責任者全員を自宅軟禁して爆発の責任者を特定することを約束した。

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先週のベイルート爆発で亡くなった消防士は10人。白地に緑のレバノン杉の国旗で包んだ仲間の棺をかつぐ消防士たち。

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爆発で倒壊したビルの瓦礫の間を歩く男性。行方不明者は数知れず。

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がんばれ、レバノン。

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