自己紹介と斜めのつながり
私は大阪市内の阿倍野というエリアで、まちづくりに関わる仕事をしています。これまで、各地で自治体の計画作りや、マーケットイベントの運営やローカルメデイアの立ち上げなどのまちづくり事業を行なってきて、今は自分の住むまち阿倍野でカフェベーカリーと、有機や自然栽培のお野菜や加工品を扱う八百屋さん、そして小さな図書館を備えたシェアスペース(公民館のようなもの)を運営しています。
4歳と2歳の子の母親でもあり、旅が好きで新しいものへの好奇心が強く、学ぶことが大好きです。子どもが産まれ、さらにコロナも相まって、これまでいろいろな所に出かけて得てきた刺激というか、発見がなくなり、しばらくは悶々としていました。ですが、最近はマガジンのタイトル通り、半径1km圏内で心から喜びを感じられる暮らし方を見つけ始めています。
コミュニティがおもしろい
まだまだ発展途上ですが、この暮らし方にたどり着いたとき1つのキーワードが浮かびました。それがコミュニティです。
良く聞くワードで、イメージもつくかと思うのですが、コミュニティにも色々あり、私が大切だと思うのが、第3軸、斜めのつながりを築くこと。
これは、自分が普通に暮らしていたら所属するであろう家族、学校、会社組織といったものではないつながり(軸)を指します。
例えば、趣味の習い事のつながり、悩みを分かち合えるつながり、近所でよく行くお店の店主とのつながり、その店で会う常連客同士のつながり、近所に住んでいる顔見知りの人など。
このような斜めのつながりと、家族や学校、仕事という縦横の太い軸が重なりあうことで、自分だけのコミュニティを育んでいくことができるのです。
イメージがつきにくいと思うのですが、この斜めのつながりをオリジナリティあるものにして、さらに言えば家の近所でそれを見つけていくことで、自分だけのコミュニティができあがります。それは、私たちの暮らしを本当に助けてくれたり、色鮮やかなものにしてくれます。
自分のまちで幸せに暮らし、子育てをしていく上で欠かせないと言っても過言ではないはず!
そんな幸せな暮らしを作るコミュニティをどうやって見つけて、育んでいくのかをこのマガジンではシェアしていきたいですし、実際の私の暮らしのエピソードを交えてお届けしたいと思っています。