フランスでの出産どんな感じ?
少子化が進み続ける日本とは違って、フランスの出生率はまあまあ高めです。大体 平均2人ぐらい。私の周りを見ても、2人、3人いる家族がとても多いです!私自身、2人の娘をフランスで出産しています。
今回は、そんな私のフランスでの出産について、少し書きたいと思います。
最初の出産は、かれこれ10年前。
その時は、パリに住んでいたので、パリの病院で初の出産をしたわけです。
かなりのストレスでした~💦
渡仏して約2年。パリで出会った主人と結婚が決まってすぐに妊娠が発覚⁉
それまで、病院に行く機会があまりなかったので、産婦人科には、主人についてきてもらいました。フランスでは、妊娠時に夫婦で産婦人科にいくのは普通らしく、言葉の問題もクリア!
ただ、日本と違って、検診が月に一回のみ。エコーは妊娠中4回。臨月だっていうのに、検診が月に一回で、不安でイライラ。妊娠中期になって、子宮口が少し開いてしまっても、自宅安静のみ。
最初の出産が外国というのは、私にとってはハードルが高かったように思いました…ストレスもあってか、妊娠後期には、妊娠糖尿病になってしまい、食事の前後に血を取って、血糖コントロール。臨月には、持病のアトピーが全身に広がって、これまたストレス…
とまぁ、なかなかの苦労を経て初の出産!
無事に元気な女の子を産めたのです!
が、しかし、ここからも苦悩の入院生活5日間。
フランスの病院では、出産後から赤ちゃんはママが世話することになっています。ということで、出産で疲れ果てた後、夜も寝れない日々がスタート。パパの面会は、20時までなので、そこから本当の子育てとの闘いです!
看護婦さんにミルクをお願いしても、“忙しい!”と逆ギレされ、夕食が来てないと言っても、なかなか対応してくれなかったり。
今思えば、なんて病院だ!って感じです…
子供を産むのは大変だぁ~と思うよりも、フランスで生きていくのは、大変なんだと実感した入院生活。
唯一、フランスで産んでよかった~と思ったことは、出産時の麻酔に保険がきくこと。出産費用はほぼ無料だということです。
麻酔は、お願いしなくても普通のこと。分娩台にのったら、腰になが~い針と管を刺して麻酔を注入。しばらくすると、全く痛みを感じません!
でも陣痛は感じるので、その時は、ボタンを押して合図。別室にいる助産婦さんに連絡がいくようになっています。そろそろかな…という頃に出産開始。この時も痛くないので、余裕の出産でした!
ブライダルヘアメイクのお仕事をしていると、お客様に産婦人科の先生がいたりします。出産時の麻酔は、日本はまだそれほど進んでいないんだとか。
痛みに弱いフランス人には、麻酔は必須なんでしょう!
痛みに弱い私は、この出産の時ばかりは、フランスでよかったな~なんて思います。新生児に少し不調が出ることはあるかもしれませんが、ぐずる程度なんだそう。うちの子が毎晩、夜中ギャン泣きしていたのも、おそらく麻酔のせいなんて言われました。麻酔で奇形児が生まれることは、まずないらしいので、日本で出産予定の方も考えてもいいかもしれませんね。
さて、フランスでの出産後はどうなのかというと、これまた日本とは違います!
退院後お家に帰ってから、赤ちゃんは一人部屋に寝かされ、ママは夜中行ったり来たり。新生児でも個人とみなし、プライベートを尊重するのだとか。赤ちゃんが一人の時間を大事にするとも思えないけど、そうらしいのです。そして、夜泣きしても、授乳の他はほっとくらしいのです。泣き疲れたら寝るだろうから…と。
これらのことは、フランス人の主人ともめる元になりました…喧嘩の原因ナンバーワンと言ってもいいくらい⁈
泣いてるのに、ほっとくなんて⁉重大な原因があったらどうするんだ!
しかも、フランス人家族からは、日本のやり方は間違ってる!なんて非難も受けたり。
カルチャーショックというか、文化の違いを子育てでも実感。
まぁ結局、母親は私!ということをつき通して、1歳になるくらいまでは、添い寝したのです。
出産も含めて、海外生活は苦労します…
アジアとヨーロッパでは文化が全く違うし、考え方も違います。
フランス人の主人は、昔日本に住んでいたこともあり、まだ理解があるので、やっていけています…💦
大事なのは、やっぱり住む国に順応していくことなんでしょうね!
フランス文化に馴染んで、ストレスのない日々を送りたいと願う毎日です~
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