エンタメの鬼才から学ぶ
日本仕事百貨主催「文章で生きるゼミ」6回目。最後のゲストスピーカーは、伊藤総研さん。brutusの企画を外部の人間ながら40本以上担当され、エルメスラジオやソニービル、その他沢山の企画を世に生み出し続けている鬼才。
恥ずかしながらこのゼミを受けるまで、総研さんの存在は知らなかったけど。19:30になり、ファシリテーターのナカムラケンタさんとのトークが始まるやいなや、総研さんの独特の雰囲気と話し方、一つ一つのパワーフレーズに惹きつけられる。
・自分だけが(その企画の)実現方法を知っている。悩んだら難しい方を選び、相手が見えなかった世界へ連れて行く仕事。
・対象者や対象テーマとの「距離と角度」「構図」を決めたら勝ち。
・あまり下調べはしないし、対象を好きになることもない。ただ無限大の可能性の中から、読み手の人間の真ん中を触るような企画を面白がって考え続ける。
(総研さんにしか)見えない景色を見るために、総研さんは、何からインスピレーションを受け、どこからアイデアを生み出し、どうそこまでの道筋を描くのか…
そのコツを何とか探りだそうと、ナカムラケンタさんやゼミ生が色々質問してくれたけど。そして総研さんも事例を交えて丁寧に説明してくださったけど。その説明を聞いてもなお雲をつかむような感覚になる。まさに天才鬼才。笑
これはとにかく伊藤総研さんの作った作品を読んで体感しなきゃ駄目だなと思い、アマゾンで過去のBRUTUSや書籍をポチる。今週末にドッと届きそうだ。
ただ総研さんの話を聞いていて、同じようなことを言ってた人いたなーと思ったのが、私が個人的に好きでオンラインサロンにも入っているキングコング西野亮廣さん。
彼もお笑い芸人でありながら、えんとつ町のプペルという絵本を世に生み出し、そこから映画を作り、歌舞伎を作り、ミュージカルを作りと、世にエンタメを送り続けている。
そしてその作品を届けるためのビジネスモデルとして、絵本をインターネットで全ページ公開したり、企画会議の様子を配信して作品を作る過程を売ったりして、話題をよんでいる。(業界の常識を簡単に覆すので、よく炎上もしてる。笑)
西野亮廣さんも、自分が色々トライしてみて上手くいったパターンについては、もう飽きちゃうので、その勝ちパターンや既存ビジネスは後輩に譲る。自分は見たことがない景色を見たいし、見せたいし、挑戦し続けたい。(いつかディズニーを超える!)というような事を言っていて。
大手化粧品会社でヌクヌクと18年も勤めてきて、40になってさぁ残り40年をどう生きよう、と右往左往してる自分には、そうやって挑戦し続けて、面白がって、人生を生きている彼は眩しく、羨ましく、カッコよく映るのだ。
そんな西野さんにも似た?挑戦気質と面白いものを作り続けるプロ意識を聞けた今回の講義。ちょっとあまりに人生経験と見てる景色が違いすぎて、咀嚼するのに時間かかりそうたけど。
今までのスピーカーの方たち同様、講義そのものだけでなく、その人たちの著書や作品を読むことで、また世界観が広がっていくのも、この講義の魅力の一つなので。週末は総研さんの作品を読み込みたいな〜と思っている。
今回でゲストスピーカーの講義は終了。
来週からの講義では、日本仕事百貨式?インタビューや書き起こし、まとめ方等を勉強しつつ、自分たちでも実際にやってみるらしい。
いよいよ文章のアウトプット編となるゼミ後半が始まる。ゼミメンバーで作る卒業文集もコアメンバーが決定し、動き出す感じ。まだ企画は白紙状態だけど。どんなモノが生み出せるかな。楽しみ。
来週も乞うご期待。