少し前まで21歳になるのが嫌で嫌で仕方なくて、どうやったら21歳にならないで済むかかなり本気で考えていました。
やっぱりどうしようもないということがわかったので、とりあえず現実逃避のつもりで誕生日当日は午後から名前も聞いたことのない企業のインターンを入れてみたりしました。
結局インターンはめんどくさくなってキャンセルしました。
今、以前より少しは前向きに誕生日を迎えられそうなので、このタイミングで20歳の夏を振り返ろうと思います。
21歳の誕生日当日に、とんでもないタイトルだなと我ながら思うわけですが、これが一番しっくりきました。
これから書くのは2つの意味での『崩壊』の話です。
個人のブログなので、赤裸々に、この夏私に起こったこと、私1人では決断できなくて誰かの意見が欲しいことを書きます。
読む人を選ぶ内容になるかもしれませんが、自己責任でお願いします！(そんな大したコンテンツではないんですが！)
20歳、清算します。
7月下旬の金曜日、地下鉄に1人で乗っていた時のこと。
突然うまく息ができなくなりました。
「あ、これはやばいかも。」
実際にはもっと、半ばパニックに近いような状態で、藁にもすがる思いで、次のOFFで受診可能な病院を必死に探しました。
(逆に言うと病院を探すくらいの余裕はありました。)
ここ数ヶ月間なんとなく異変は感じていたんです。
物事を覚えていられなくなる、ずっと疲れが取れない、集中力がなくなる、予定の管理ができなくなる、食欲がない、ご飯が美味しくない、嗅覚がおかしい、ずっと頭の中に靄がかかっている感覚、なんかもう全部楽しくない
周囲にどう映っていたかはわかりませんが、だんだんとできないことが増えていく自分自身に、失望し始めていました。
今までだったらありえないような初歩的なミスをするようになってしまった自分が嫌で嫌で仕方がありませんでした。
だから、思い切って病院に行こうと思えるきっかけができたのはある意味よかったのかもしれないなと思っています。ひとりで苦しんでれば済むような症状なんかいくらあってもまあ別にいいんだけど、ほぼニワトリだったくらいひどかった仕事上のミスはいよいよ周りに迷惑をかけるなと思ったから。
実は、こうなったきっかけも自分の中でなんとなくわかっています。
本当に些細なことでした。
でも当たりどころが悪くて、よくない場所にヒビが入ってしまったみたいです。
一回傷が入るとその後は小さな衝撃でもどんどんヒビが広がっていく、そんな感覚に近かったんじゃないかなと。
こうやって、数か月間でバラバラと音を立てて私のなかの地盤が崩れていきました。
病院で言われてたのは「うつ状態」であるということ。
うつ病ではありません。あくまで「状態」らしいです。
血液検査もしたんですが、何も異常なしでした。
異常が出てしまえばいいと思いました。そしたら薬で治せるのに。
異常がないから特効薬はない、これはあなたの弱さが招いた結果ですよ、って間接的に突き付けられた気がしました。(もちろん勝手に自分がそう思っているだけでお医者さんにそんなこと言われてないです。)
監督に欠席の事情を話した機会を除いて、しばらくの間誰にも言えませんでした。
こんな症状があるということも、病院に行ったということも、早慶戦が終わったらもうやめようと思っているということも。
喋ることくらいしか得意なことがなかったので、これまでなんでも喋りすぎなくらいペラペラ喋ってきたつもりですが、誰にも何も言えないという感覚が新鮮でした。
わざわざ自分の弱さをさらけ出すようなことを言いたくない、という潜在的な感覚もあったとは思うんですが、それ以上にどうやって誰かに頼ればいいのかわからなくなってしまっていました。
人間って誰にも頼れなくなってからが本番なんだなーって思いました。
8月は特にひどくて、早慶戦直前期を含めてほぼ頭が回っていない状態でした。
朝、目が覚めてベッドから出ようとするのに体も頭も重すぎて起き上がれない。(午後練でよかった。朝練だったら行けてなかったかもしれない。)
早慶戦関係のLINEが送られてきても一回読むだけじゃ文章が入ってこない、理解できない。
今自分が何をしようとしているのかわからなくなる。
唯一救いだったのは、合宿の時のご飯が美味しかったのをきっかけに、食欲が少し戻ったことです。
使い物になっていなかった状態でも、ひとつだけ、自分偉かったなと思うのは、グラウンドでは一切顔に出さないようにしていたことです。
「誰にも言えなかった」ことが功を奏したのか、普段通りの自分でいられたのではないのかなと思っています。
同期に初めて打ち明けた時に、暗いなって思ってたよとは言われてしまったんですが、まあ及第点ではないでしょうか。
余談ですが、私の家から東伏見までだいたい1時間40分くらいかかるんですけど、通勤・通学の時間が1時間を超えるとうつ病のリスクが1.6倍になるらしくて、そのせいもあるかもしれないですね。
まあ、3年目にして今更？？って感じだし、8月はそんなに朝早かったわけでもないんですが。(改めて今西とかもっと家遠い組、ほんとにすごいなって思った。)
なんとか復調して今こうして文章に残せているのは、「素敵だなと思える社会人に出会えたこと」がきっかけで、「自分の弱さの正体をちゃんと理解できたこと」のおかげだと思っています。
この二つ、実は共通していることがあって。
どちらも”就活”を通して得たものなんですよね。
私はこれまで就活を斜めに見ているタイプでした。
今ア式への熱量を犠牲にして就活に割いてまで、やりたいことないしな、そんなに必死になるの馬鹿らしいし、別に就活しなくてもいいかも？
引退したら私も自転車で日本一周とかしてみようかな。
とか思ってました。そんな就活に救われてしまったわけです。悔しい。
「組織のために自分がいる、のではなく、自分のために組織がある、と思えるか」
「『できない』って言っちゃだめだよ、自分で気づいていない自分の魅力がもっとあるはずだよ」
「部活は就活塾じゃないからさ、悔いないように最後までやり切った方がいいよ」
こんな言葉をもらううちに、社会人って素敵かも、って初めて思えて、自分の認識よりも世界はずっと広いしもしかして社会に出るって悪くないのかも？人生って思ってるより楽しいのかも？、の方向に思考を持っていくことができたわけです。
で、その方々の手助けも借りて、自己分析をしました。
まだまだ途中ではありますが、私の弱さの原因はわかりました。
「自分の軸がないこと」です。
私は自分のことが大嫌いなので、自分なんかが幸せになっていいはずがない、そもそもなれるはずがない、という信念のもと生きてきました。
この「自分なんか」の思考は、言い換えると「自分に期待をしないこと」です。
これは謙虚さなんかではありません。ただの卑屈です。
私はこれまで自分に期待をしないことで自分の可能性に見切りをつけていました。
そもそも期待しなければ失望することもないからです。
そうやって「痛み」から逃げてきたんです。
本当の意味で自分と向き合うことをしてこなかったんです。
「誰かのため」「チームのため」
この綺麗な言葉に隠れ、軸に他人を置くことで楽に生きてきた。
自分がないから他人に左右されてすぐに揺らいでしまう。
「自分のため」に生きる勇気と度胸がなかった。
この弱さが今回露呈したのだなという結論にとりあえず落ち着きました。
結局、「自分」なんですよね。
どれだけ他人を大事にしたくても自分のことを大事にして余った分しか他人には与えることはできない。
だから、勇気を持ってまずは「自分」を大事にしないといけない。
私にとってはすごく勇気のいることです。
それでも、「他人を大事にしたい」という想いの方が強いから、そのために自分のことも大切にしてみようかなと思います。
これまでの価値観がぶっ壊された、とてもとても有意義な夏の話でした。
さて、ここで相談です。
確かに結果的に有意義に夏が終わろうとしていて、ご飯も美味しいし睡眠の質も改善されているのですが、ひとつだけ問題が残っています。
「ポンコツ」がまっっったく治らないことです。
最近またまあまあ強烈なエピソードがありまして。
端的に言うとバイトのシフトを一日間違えてたんですよね。
たまたまシフトの30分前に気づいて、たまたまその時バイト先の最寄駅にいたので、シフトには間に合ったんですが、制服で必要なワイシャツを持ってなくて、4000円で急遽購入したんですよ。
その日のシフトは2時間だったので、入ってくるのは2000円ちょっとです。
バイトに行ったはずなのになぜか2000円の損失が生まれてしまいました。泣きそうでした。
ちなみに昨日は、予約してた美容院の最寄駅が新宿駅だと思って向かったんですが、電車の中で駅からの道を調べようとしたら、実は渋谷駅だと判明しました。駅に着いて猛ダッシュでした。
今日の朝はいつも２つかけてるアラームのうち1つを1時間間違えてセットしてました。
先週の診察で、「治りません」って言ったんですよ。
そしたら、「劇的に治るものではないし、一番可能性が高いところから潰していかないと別の可能性の検討に移れないから、一旦しばらく部活から離れた方がいいんじゃないですかね。」
と言われてしまったわけです。
どうすればいいと思いますか？笑
自分でもとてもとても考えたんです。
このまま治らなければ多分そのうち取り返しのつかないことをやらかすと思います。
でも離れるってどれくらい？あと2ヶ月足らずで4年生引退だし、早稲田カップあるし協賛関係もあるし、ホームの運営人員足らなくなるし。
そんなのここで聞くな自分で決めろって話であることは大前提として、もうどうするのが正解かわからなくてですね。
誰かヒントをください、の状態なわけです。
なんだか不穏な空気を残す文章になってしまった気がしますが、基本的に今めっちゃ元気で、楽しいです。
こうやって年を重ねることに喜びを感じられるような大人になること、自分を好きになることが目標です。
21歳、やりたいこと全部やって人としての内面を磨きたいと思います。
死ぬほど笑って、たくさん人に「ありがとう」を言いたいと思います。
とりあえず、美術館に行き、野球とサッカーを観て、それに加えてバスケとバレーの観戦にも行き、念願のライブにも行き、内面も外面も自分磨きする21歳にできるようにがんばります。
お祝いしてくれたみなさんありがとうございます。
毎日会っている人たち、なかなか会えていない人たち、誰からのメッセージも全部合わせて、やっぱり人に恵まれてるなと実感しました。
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
誕生日おめでとう！！！！
