伝え方と伝わり方
「価値観の違い」「考え方の違い」
そんなもの、あって当然。
だってひとりひとり違う人間だから。
それぞれに大事にしたいことがあるはずだから。
最近やっとこう思えるようになってきました。
他人と完全に価値観や考えを合わせることなんてできるわけない。
できたとして、そこにはきっと多少なりとも誰かの妥協がある。
だったら無理して合わせようとしなくたっていい。
「この人は自分と違う考えを持っている。この人なりの信念がある。」
その前提を持って関わることが大事なんだろうなと思うようになりました。
無理して合わせようとしなくてもいいけど、理解をしようとすることはとても大切。
その過程でぶつかったっていい。
でも、ぶつかることには痛みを伴う。
もちろんそれが必要な痛みであることは理解しているけれど、「なんてことない」って気にせずいられるほど、私はまだ大人ではなかったみたいです。
一番伝わって欲しい人たちに自分の伝えたいことを意図する通りに伝えることが一番難しいんだろうな、って少しだけ切なくなりました。
「結局は"伝え方"じゃなくて"伝わり方"だから。」
1年の時に当時の4年生に言われたこと。
ずっと意識しているけれど、なかなか難しいこと。
でも、「なんで伝わらないんだろう」ってもどかしく思える相手がいること自体がきっとすごく幸せなことなんだろうなとも思う。
正直なところ、「いやいやそれはさすがにちょっと考えれば違うってわかるでしょ」って、「なんでそうなるの?」ってどうしようもなく哀しくなるようなこともあった。
今冷静に考えると、それが私たちの関係性の現在地であるという事実に他ならないんだろうな。
その事実を受け止めて、今それを知れてよかったって、少しだけ思えるようになりました。
なんだかすごく暗い文章になっている気がするけれど、むしろポジティブなことだと思っています。
昨日見たドラマで、「心のモヤモヤはメモしておくといつか言語化できるようになる」って言ってたので、ひっそりと書き留めておくことにします。
前回初めて書いたnoteに嬉しい感想をくださった方が予想してたよりもたくさんいて、ありがたく思うと同時に、やっぱり文章のみから想像されてしまう私の姿はきっと私の等身大よりも大きいんだろうなとも感じました。
でも、素敵な言葉をくれた方々のことを否定したくないから、もう少し胸を張れるように、等身大を大きくできるように、またがんばりたいと思います。