『ビジョナリーキャンバス』レポってみた
SNSには学校とか心理のことしか出してはいけない!という謎の思い込みをしていたのですが、それが本当に「ただの謎」であることに突然気がついたので、今、一番書きたいことを書いてみようと思います。
先日「ビジョナリーキャンバス」なるものを受けました。
これがここ最近一番の衝撃だった、という話です。
ちなみにこんなサービスです。
きっかけは知人のインスタ。
ストーリーズにこんな感じの画像がUPされまして。
一瞬見てすぐに思いました。
話してみたい!
私は特性的に理解の先に納得があるタイプなんだけど、私が理解→納得できるまでしっかり論理展開しながら話に付き合ってくれる人って、正直なかなかいなくて。
でも、UPされたその画像を見た時に直感的に思ったんです。
きっと話せる…(その間わずか2秒。2秒しか見てないから覚えてない説)
だってあんな図を作る方よ?
絶対、ロジカルな方でしょ!
(あの図解でロジカルじゃなかったら、それはそれで逆に興味深い気もするけれど笑)
とにかく、あの美しい図解が欲しくて、美しいものが構築されていく過程を見たくて、申し込んでみたのです。
セッションは毎回本当におもしろかったし、語れと言われたらいくらでも語れるんだけど(言われてないから語らないけれど)、私が個人的に一番推したいのは、セッション後にいただける、ボード。
私はこのボードを、セッションが終わってからもう何度も見返してます。
ボードを見る度に、一番感じることは
「私、がんばって生きてきたな」ということ。
世の中ではよく「根拠のない自信をもて」って言われるけど、
根拠のない自信をもつためには、
根拠のない自信をもつための自信が必要じゃない?と思っているのは、きっと私だけじゃないのではないでしょうか。
根拠のない自信の正体って、これまでにいろんなことを積み上げてきて、だから「今回の件に関してはこれといった根拠がないけど、大丈夫」なのではないかと思うんです。
セッションの中で時間をかけてたくさん振り返った過去。その記録が書かれているこのボードは、私が私なりに、いろんな思いを抱えながらがんばって生きてきた証みたいなもののような気がして。
あぁ今日はしんどかったな…
焦るな…悩むな…凹んじゃうな…
そんな思いが頭の中をグルグルと回って眠れない夜にこのボードを見ると、そうか私はこんなにがんばって生きてきたんだよねって、ちゃんと乗り越えてきてるから大丈夫だなって、気持ちがとても落ち着くんです。
そして思う。
あぁ、これが自信というやつだよね。
とても静かで穏やかな気持ち。
私はきっと大丈夫だと思える、この感じ。
私ね、自信は自分でつくるものだと思っています。
他人が与えてくれるものじゃない。
自分がこれまでに積み上げてきたものが、その実績(結果を出してるかどうかじゃないよ、「積み上げた」という事実そのものが、という意味ね)が、自分に自信を与えてくれる。
誰かが褒めてくれるかどうかじゃない。
自分が積み上げてきた事実を、自分で発見できるかどうか。
…そんなことを改めて思い出させてくれる、ボード。
考え事ばかりして眠れない夜に、スマホのブルーライトを浴びながら過ごすこの時間は(だから眠れない説もある)近頃のお気に入りの時間です。
そして、もう1つ。
これは書きたい。絶対書きたい。ので、書きます。
ボード自体が全体的に好きなんだけど、その中でも私はこの部分が特に有益だなと思っています。私がめちゃくちゃ頻繫に振り返るところです。
人はみんな「こうあるべき」「これはこうじゃなきゃ」という思考の癖をもっています。図のピンクのところね。
その「こうあるべき」が刺激された時(脅かされそうになった時)に、自分を守るために緑のシステムが作動しますよ~という図です。
これね、作っていただいた時に「あぁなるほど、ABC理論の原理なのか」と思ったんです。
(A)できごと Activating event
(B)信念 Belife
(C)結果 Cosequence
頭文字をとって、ABC理論。
(A)何かのできごとや現象が起こった時に
(B)もともとどんな信念をもってるかで
(C)気持ちや行動が変わるよ
…というものです。
(ABC理論 詳しくはこちら)
怒りが湧いたり、気分が落ち込んだりすると、その怒りや落ち込みの気持ち自体をどうにかしようとしがちなんだけど、それは実はただの結果(C)で。
大事なのはその手前にある(B)信念。
さっきの図でいうとピンクのところ。
しんどいループ(緑のところ)にハマってしまったことに気がついた時には、思考の癖(信念・ピンクのところ)にアプローチするのが大事なんだよね~ということが、よく分かる図。素敵です。
このピンクのややこしいところはやっぱり、普段は自分にとって当たり前のことすぎてなかなか自分で発見することができないってところなんですよね。
だからこそ、怒りや落ち込みをよく観察する必要がある。そういう時に浮き出てくるから、このピンクは。(なかなか姿現さないから、出会えるとちょっと嬉しかったりする)
でね、でね!この図の秀逸なところは、緑の部分をしっかり掘ってもらってるところだと思うんです。
ここ、普通は「腹が立つよね」「イヤな気持ちになるよね」で終わってもいいところなんだけど、
イヤな気持ちになった結果、こういう思考が走って、こういう行動に出るよねというところまで、しっかりと追いかけてもらってるところが素敵なのです。
このループって自分の心と身体を守るために、ものすご~く昔から何度も何度も繰り返してきたパターンなんです。私自身が半端じゃなくトレーニングを重ねてきたパターンってこと。
だから、ピンクが刺激された瞬間にものすごい速度で起動してしまう。(トレーニングの賜物!)
本当は起動する前につかまえたいし、起動してしまったとしてもなるべく早い段階で止めたい。
でも、トレーニングしすぎてて、気づいた時にはもう、かなり右側まで行ってしまってることが多いんです。
その点、この図は緑の部分をしっかり追ってもらっているので、どこまで進んでしまっていたとしても「あ、私、緑の中にいる…」と気がついた時点でピンクにアプローチしに戻ることができる。
つまり、(C)結果の部分が圧倒的につかまえやすい!
つかまえられるから、気づいて(B)信念にアプローチできる!
チャンスを逃さない!打率が高い!
…この話、ちゃんと伝わってるかどうか、あんまり自信ない。けど個人的にこのボードの中で一番熱いところなので、伝わっていてほしい。(伝わってますか?不安…)
私も自分のセッションの中で、こういう信念とか思考の癖のお話をすることがあるんですが、いつものループにハマった時に「またこのループにハマってしまった!私はダメだ!」みたいに思ってしまう方、結構いらっしゃいます。
でもね、覚えておいてほしいことがあるんです。
それは、このループは、あなたがあなたの心と身体を守るために、必死になって編み出した自己防衛策だってこと。
誰だって傷つきたくないし、危険から身を守るために受け身をとります。
その受け身が信念や思考の癖であり、そこから生み出されるのが、このループだということ。
そしてただ単に、その策が今のあなたにとっては、最適な策じゃないだけだということ。
だからね、いつもいつもこのループを起動させてしまう自分がいたとしても、全然ダメじゃない。むしろ「今まで私を守ってきてくれてありがとう」「いつも守ろうとしてくれてありがとう」なんです。
昔は必要だったかもしれないけど、今はもう成長したから大丈夫だよ~って、自分で自分に教えてあげてほしいなと思います。
…と、えらそうなことを書いていますが、私もそう思えるようになったのは本当に最近のことです。
私ね、このボードを使って振り返りをするようになって「あ、緑…」と気がついたら、ふふっと笑えるようになってきました。
そして「大丈夫よ~、ありがとね~」と収める。
おかげさまで、だんだん上手に収められるようになってきつつあります。
なにせ(C)結果がつかまえやすいので。ありがたや!
…ということで、書きたいことを書きたいままに書いたら、長くなってしまいました。ものすごく面白かったし、本当に勉強させてもらいました。
あの巨大ボードは、きっとまだまだお世話になると思います。
もう1回リンク貼っておきますね。
私はカウンセリングとかコーチングとかを仕事にしてるけど(え、まだ書くよ笑)やっぱりこういう、誰かに客観的に自分を見てもらう時間って大切だなと思っています。
自分の後頭部を自分で見ることができないように(見えるようになりたいけどね)、人には必ず死角があって。そこを見るためには、誰かの、何かの力を借りる必要があります。
そうやって、人の力を借りて自分を見てみると、分かっていたつもりの「自分」の新たな一面を見ることができる。
理解が進むと、物事は加速するんですよ。とても。
先日セッションをさせてもらった先生も「ずーっと考え続けてることなのに、ここで(松本と)しゃべると全然違うんだよね」とボソッとつぶやいてくださいました。そう、全然違うんです。
だからね、お話聞かせてほしいんです。
きっと何か力になれるから。
『ビジョナリーキャンバス』を受けて、改めてそんなことを感じました。というレポでした。
終わります。本当に。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
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