【先攻ワンキル講座】未界域マジテンワンキル
エルドリッチが増えました、教導召喚獣が減りました。相性差というやつです。僕は『先攻を取れれば勝てる対面は不利対面とはカウントしない』と考えていて、最近は限りなくその条件を満たすデッキを使っています。
というわけで、実質不利対面無し・未界域を用いたマジックテンペスターワンキルの紹介です。
非常に考えることが多いデッキで、今回は僕が普段回す上で意識していることを取り急ぎ先手に絞ってお伝えします。まずは先手の際に必要な知識と、後攻時最低限知っておいてほしいこと、くらいのボリューム感。
YUDTイベントが近かったこともあり、初めはそれ向けに書かれた記事という体裁を取り前置き部分もそんな感じになっていました。
極端なシングル戦前提を感じさせる表記を修正しただけで、特に内容を大きく変えたりはしていません。購入した時期によって差のつくような構成にはなっていないのでご安心あれ。
途中までを無料公開部分としているので、読み進めてみて有益かそうでないか、文章自体が合うのか合わないのか、判断していただき、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
パーツを揃えて効果を把握したけど回し方が分からない、くらいの方を想定として、効果説明等は省きながら進めていきます。
この記事を最後に更新している12月初頭現在。マジックテンペスターが禁止になる雰囲気がプンプンしていますが、ベースをそのままにほかの手段を用いてワンキルをする道があるので来期も形を変えて使用に耐えるデッキであることは間違いないかと思います(断言は避けますが...)。
はじめに
このデッキを握った最初期、自分の周りにユーザーがいなかったため我流の回し方でここまできました。なので僕の言うことが100%正解とは限りません。
幸いここまで継続的に結果を出してこられた人間なので(具体的な実績は前回の記事の中で少しだけ言及しているのでご査収ください)信用していただいて大丈夫だと胸を張って言えますが、それぞれが自分なりの指標を設け、自信を持って使うことが一番大事だと思っています。
抽象論
a.リソース重視、盤面は二の次で
未界域というテーマは当てられても手札が減りますが、「手札の効果を使う」→「正しく特殊召喚される」という過程を辿り続けても必ず手札が減っていくようデザインされています。
どんなに序盤に調子良くリンク数を稼いでも、キーパーツを掘り切らずに頭打ちになってしまってはゴールである先攻ワンターンキルに辿り着くことはありません。自転車を長く漕ぎ続けることができるようになりましょうという話です。
b.必要パーツを集める
長く漕ぎ続けられるようになったらゴールを意識しましょう。
盤面のゴールはこう。
そのための必要要素は、
・シラユキ
・2チューナー
・潤沢なリンク数
の3点です。
上2つの必要要素を集めるための手段は以下の4つ。
・キュリオス
・おろかな埋葬
・アカシックガチャ
・素引き→手札から落ちる(orスカルデットで出す)
下にいけばいくほどランダム要素が強くなりアテにできないということになります。つまり大切にすべきなのは?
そう、上2つですね。どちらかをデッキの回転に使ったのであれば、「もう片方をパーツ集めに使いたいな」くらいの意識を持っておけると、「シラユキ落ちなくて失敗しちゃった、てへ⭐︎」が減ると思います。
未界域の切り方
使い始めで一番悩むのってここなのではないでしょうか。自分がそうだったからこそ一番力を入れて書きたい部分。ちょっと気合入れましょう
a.全体を通して:捨てられて何も起きないやつらから
未界域の①効果を使っていくと、手札は減るものだとお話をしました。それをテーマ外カードなりエクストラデッキなり、テーマ内の②効果を使って補っていくわけです。
つまり捨てられた時に何も起きないことはそのまま損につながっているといえます。そんな只で捨てられてほしくないカードが捨てられづらいタイミングって?
もちろん、手札が多い時です。だから真っ先に効果を使って場に送るのです。難しいことはなくただそれだけ。
では具体的に、捨てられて何も起きないやつらとは?
大きいやつらは先攻時の仕事がないに等しいです。僕はエルドリッチ戦で泣きたくないのでメインの1枠を割いて採用していますが、サイコロ自信ニキはそもそも抜いてもいい枠だと思います。
見たまんま、序盤は役立たずなのでさっさと使いましょう。
序盤に②効果が腐りやすく、種族もトーチトークンと被っていて一緒にキュリオスになりづらいのもいまいちマイナスポイント。レベルが4でなければ枚数を絞っていたと思います。
墓地効果使用済みのもの
墓地効果には使用ターン1があります。貪欲な壺などが絡み墓地から動くと忘れがちになる部分ですが、しっかりしないと意図せず不正の温床になってしまうので注意。
余談はさておき、終盤になるにつれどの個体でもこうなるわけなのでここは外さずに。原則墓地効果を使ったやつから優先で送り出してあげましょう。
b.デッキに残っている枚数が多いものから
a.の項を読んだ段階で疑問を持てた人は勘の良い人です。
b-1.「墓地効果使用済みが被ったらどうするの?」
例えば中盤以降でこの手札、ツチノコとチュパカブラが共に②効果使用済みです。効果を使用した未界域がズバリ当てられる以外だと、三戦の才を抜かれるのが一番都合が悪いのでそのようになったと仮定しましょう。どちらから使うにしろ正常に特殊召喚&ドローが行われた結果、
こうなるか
こうなることがまずいわけですよね。
Q.この事象をどう防ぎますか?
A.それぞれのデッキの中の残り枚数を確認しましょう。
手札4枚の時点でデッキの残りのツチノコとチュパカブラの枚数が、ツチノコ0枚、チュパカブラ1枚だったとします。①効果を使った時、次のドローで被りを起こす可能性があるのはチュパカブラです。なのでこの場合ならチュパカブラから切るのが正解です。
b-2.「序盤にチュパカブラとビッグフットが被ったら?」
チュパカブラからです。b-1.のケースと同じくデッキ内の残りの枚数が多く、デュガレスになれるレベルであることが理由です。
c.重複しているやつから
人によって意見が分かれるとしたらここだと思ったので敢えて最後に持ってきました。具体例から見ていきましょう。初手だと思ってください。
こんなところで無料公開区間を終わろうと思います。マッチ戦を想定してサイドデッキの構築の際に考えていることや、増える誘発に対してどうゲームを組み立てるか等をテーマに、続編も予定しています。未界域視点でされて嫌なこと等、非使用者にとって有用な情報を盛り込む予定なので、ここまでの方も是非、そちらでまたお会いしましょう。
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