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妻の本音を徒然に語る会話〜備忘録〜

(※これは、私と友人の個人的主観をしたためたものであり、
他人に強要したり、意見を求めるものではありません。そのままの雰囲気を残したいので文章としての配慮などはありません。会話なので。悪しからず。)


私のやってるカフェで、オープン当初から一つの夢でもあった、絵本の選書コーナー。奇しくも、大学時代の友人が出産後、我が子への絵本の読み聞かせを通して、自らが絵本の世界にどっぷりハマり、それなりの知識もあったので、彼女に私の仕事を手伝ってもらうことにした。

彼女の名はSHINOBU(しのぶ)
通称 S

なんだかスパイのコードネームみたいだが、お客さんからも「Sさん」と呼ばれるほどに馴染んでしまったので、よしとする。

最近、カフェを通して、私とSは素敵なsingerCOCOさんと出会い、
COCOさんとSによる子供達のための「うた絵本ライブ」を、カフェでしていただけることになった。Sも、自分が企画に関わったので、やはり当日その場にいたいとのことで、普段は東京在住だが、この日だけ大阪に来ることになった。
「旦那に話したら、行って来たらって。金曜日の夜から子供見てくれるから、前日から一人で出て来れそう」
と言っていたので、みんなSを迎えて、ライブに向けての段取りをしていた。

ところが、Sから
「・・・子供を、一緒に連れて来ないといけなくなった。」
と連絡が。
「旦那が、会社の研修が入って、終わり時間が読めないらしい・・・。」
もともと彼女の実家は大阪で、たまに帰省はしているのだが、今回は自分ひとり身軽に出て来て私の家に泊まる予定だったので、実家に預ける手配は全くしていなかったそう。
「頼みの綱のじいちゃんも、海外やってさ・・・」
二人悶々としながら打開策を考えるも、なぜか会話は世の中の不条理に移り、個人的に残しておきたくなったので(Sも)書いてみる事にした。

***ここから、私【M】とSの会話になります。****

M「なぜ、父親の方に東京での託児の考えがないのか。普通に考えて、
 ●東京で仕事
 ●泊まりで大阪
になったら、東京に居る方になんとかしてってなるけど、(勤めてるか勤めてないかとあうのはさておき)ここに
 ●父→東京で仕事
 ●母→泊まりで大阪
と、父と母が付くだけで、なぜ大変な方に子供が付いていくという…自分が、たとえば大阪に住んでて、仕事で日帰りやったとして、旦那が前から東京の友だちのところに遊びに行くってなったとしても、東京についていかせるという選択肢はないよな。
のに、なぜ逆転の立場で男女が入れ替わると、それが成立するのか、はたまたなぜ母親たちのみ頭を悩ませているのか。それがもう不平等でならん。旦那たちよ、お前らも悩め〜 と思ってしまう。」

S「いやまじでその通りやで。お前も悩めよって思う。父母の違いもあるし、多くの男性が仕事>>>>>>家庭なのも問題。
仕事内容はさておき、就業時間過ぎたら子供が待ってるから帰ります、でええやんて話。」

M「そやな。ほんまそやな。まぁ、子供を会社に連れていけないのは、わかる。自分も会社いたからな。それでも敢えて言うなら、東京でどうにか仕事終わるまで預けて、そして自分が家庭の事情で早く帰らなくてはならない事になった、という対応は出来ないのかなって。そして、それを旦那が全てお膳立てしてくれてもいいよな。」

S「パパとママが入れ替わると、これは不思議なことにそうなるよな。ママが全部お膳立てするのが当然だとなるのが。不思議だわ。お膳立て←これめっちゃ大変って分かってない旦那多いよな。」

M「そう。それを頑張ってやってくれる姿勢を見たら、自分もなんとかしなって思うよな。」

S「世の中の旦那は簡単に実家に預ければとか言うなよ。仕事では他人にアポ取るのにあんなに気遣うくせに。」

M「wwwwwwwww」
M「頑張ってお膳立てしてくれてら、たとえ無理だったとしても、遠方に連れていくにしても、気持ちよくいけるよな。」

S「前何かのブログで読んだんだけど、ある男の人の、家族がいると仕事が自由にできない思うのは違うって。家族がいるから仕事ふんばれてるって。その人は自営やったけど、自分の性格的に家族がいなかったらここまでその仕事を頑張ってこれなかったんじゃないかって書いてた。感じ方は人それぞれやけどさあ」

M「私の印象やけど、K(Sの旦那)は、話聞いてると、家族を大事に考えているけど、それとはまた別のところで〝仕事が無かったら、生きていけない”というか、アイデンティティを失ってしまいそう。」

S「家族が仕事しすぎの抑止力になってるんじゃない?ご飯作ってもらえるから健康維持できるし。」

M「J(Mの元旦那)もにたようなもんやからな。ほんまやな。それはあるかも。仕事だけしてればいいもんな、あいつらは。」

S「私も前からずっと言ってるけど、思う存分仕事ができて、家事のほとんどをやってもらえて、健康な生活できて、あまつさえ子供を育てる幸せまで享受できるって、すごい贅沢やで。世の中の旦那は気づけ。」

S「結婚のマイナス面として自由と金の喪失をよくあげるやん、男は。でも、無くなるのは金だけ。子供と家族のいる人生の幸せだけは金で買えるもんじゃない。」

M「まあ、男だけ自由じゃ無くなると思うなよ って話。」

S「結婚してからの生活と、独身貴族では 、自由と金は違うよな。でも それと家族のいる人生、天秤にかけるもんじゃない。
S「家族作ったんやったら腹キメろよと思う。男は。女は天秤にかける余地すらない。」

M「いつまでも、そこにしがみついてるほどカッコ悪いことはない。ダサい。たまには、独身の時みたいに、夜遅くまで飲みに行ったりしたいけどさ。それは妻も同じやん。仕事の仕方の選び方にしても、そうや。」

S「そうやんな、ダサいよな。」

M「ところで、最近の社会の風潮でさ、“ママが活躍する”とか、“ママ企業”みたいなのを推す風潮あるやん。あれ、まじやめれって思ってて。」
M「そこさ、パパでもいいわけやん。男の育児の両立を社会が推奨すれば、結果的にママも存分に働けると思うねん。」

S「ああ、あれ、言いたいことはわかるけど、気になるよな。その活躍してるママの夫は家庭で活躍してんのか、と。」

M「それもそうだが、パパはどうあれ・・・社会が、ママに仕事も育児も頑張れと?なんでママばっかりたくさんやらなあかんねん。多くのパパは、仕事だけしてるくせに。」

S「社会に出たいのは女性も同じだけど、
 社会に出るかどうか以前に男は仕事だけしてればいいってのは間違い」

M「そこまで割り切って思ってるなら、たっぷりかせいでこい。」

S「お手伝いさん雇えるくらいな」

M「ソーダソーダ。割り切れないなら、家庭の仕事も全力で努力しろ。中途半端にやって、自己満足するのが一番迷惑だ。」

S「まじでそれ。あかん、この話題止まらんわ」

・・・・・つづく。

読んでくれてありがとうございます。 ふと思った時に、心のままに書いています。 よかったらまた読んでください。