#4 ブルーピリオドが繋ぐ縁(円)前編
mol-74×Omoinotake 2Man Live at心斎橋JANUS
11月9日、急遽ライブを見に行くことになった。仕事を終わらせて足早に電車に乗り込む。まだ平日のど真ん中、火曜日の夜、私はなんでこんなにワクワクしてるんだろう───
こんな感情を忘れたくないと思った。好きなものを語るシリーズ(過去記事参照)を無理矢理ぶった斬って、私がコロナ禍で久しくライブ見に行った時の感想を新鮮なうちに残すことにした。
そもそも好きなの?行くことになったきっかけ
きっかけはOmoinotakeのEVERBLUEという曲。先月ラジオで流れてるのを聴いて知った。
また、タイトルにもあるようにアニメ「ブルーピリオド」の主題歌にもなっていて耳にすることが多く自然と私のプレイリスト入りを果たす。
「好きなものを語る」要素を少し加えると、この曲のお気に入り部分は1番のAメロだ。ボーカルの他にはピアノ伴奏とバスドラムだけという構成で、落ち着きを装った裏に隠しきれない野心を感じる。跳ねるようなピアノの伴奏が良すぎる。あと狭い範囲で動くコード進行、たまらない。
全体的に楽曲がストーリーのようになっていて(歌詞はあんまりみてませんごめんなさい)、この曲の主人公(架空)がサビに向かって走っているイメージ。そんな足を止めることを知らないようなこの曲に初対面ながら何度も助けられていた。
どんどんと気になる存在になるOmoinotake。
仕事の合間に公式ホームページをチェックする私。
そこには【2021.11.9.Tue mol-74×Omoinotake 2Man Live】の文字。
正直前日まで目を瞑っていた。
「いや、平日だよな....mol-74お目にかかったことないしな....でもツーマンライブは尺が丁度いいな....モルカル好きな先輩が行くって言うのなら行こうかな....」
これが前日までの私だ。(今の私ならもう早くチケットを取れと言いたい)
「当日券があれば行こっかな、うんそうしよう。予習もしてらんないしな。」
そう自分に言い聞かせてチケット購入画面を閉じた。
よく言う「神の啓示」ってやつ
当日の私は仕事に集中出来ないでいた。チケット購入画面はSOLDの文字。
(こんな後悔するなら昨日チケットとればよかったな〜、EVERBLUEだけで元取れるもんな〜...当日券が出なければ今日は行くなということで諦めよう)
捗らない仕事の最中、多分15時をすぎた頃。Twitterに当日券若干数販売!と更新された。
これは神様が「行け!」と告げてくれているんだ!よし!行こう!
定時ギリギリに仕事を与えられながらも無理矢理残業を終え、18:30開演なのに時計は18:40を指す。
職場から近いので電車に飛び乗って走った。
「当日券はまだありますか!」
息を切らす私が受付の女性にダメもとで聞いてみた。「ありますよ〜」と優しく微笑むスタッフ、キラキラ笑顔が相乗して冗談抜きで天使に見える。
今、1番会いたい人に会える、今1番来たかった場所に自分がいる!そんな感情に包み込まれてライブハウスの後方真ん中に場所を定めた。
オープニングアクトを見逃してしまったけれど幸いお目当てOmoinotakeはトリだったため初対面mol-74から拝見する。
大切なライブレポにたどり着かなかった〜!長くなるので後半で語ります。ありがとう。
おわり