魔王没す。
2023年10月19日、午後11時9分。
脳幹出血のため、亡くなられたと訃報を知ったのは同月24日の14時過ぎ。
ネットニュースで知って、仕事中だしどうして良いかわからなくなって、とりあえず友達とのグループライン、Xにて訃報について調べる。
あの時ざわざわと嫌な予感がしたのが的中してしまったな…。
公演中止に抜けたなった際、3曲を歌い終えてから、自らスタッフに声をかけスタッフに両脇支えられながらステージを後にしたらしい。
SCARECROW
BOY
絶界
この3曲を歌い切ってからの退場。
様子がおかしいところも観に行かれた方々の中では散見していたので、体調不良を押してステージに立ったんだなと。
具合を聞くからに、脳の方かな?って咄嗟に思って、最初は虚血発作だと思ってたんですが…。
まさか脳幹出血だとは…。
とりあえず、認める事も怖くて仕事はやってたけど、入ってくる情報にどんどん追い詰められて、心を殺して仕事した。
それでも負けそうになって涙を堪えてたのだけど、仕事が終わってから堰を切ったように声を出して泣いた。
1番大切にしたかった場所にあっちゃんがいない…あっちゃんの隣でずっとギターを弾いていたかった今井さん…。だけどメンバーみんな同じ気持ちだったように思う。
考えてみたらガーデンシアターの頃から発言がおかしかったように思う。
『亡霊になっても続けてやる』って。
9/17・18の高崎2daysの頃は、やたら名古屋を強調していたし、FC会員向けのボイスメッセージでも、『名古屋…名古屋きっといけますね!』って今までにないハイテンションさ。
今作を聴いて歌詞を読んで、この作品を作ってる頃には自分を蝕んでる何かは察していたんじゃないのかとか、そんなことをぐるぐる考えて…。
脳幹出血は突然発祥して生存率も低いから、自分が考えてることはこじつけにしかならないのだけど…。
去年一昨年辺りから、いつまでこの5人を見る事が出来るのだろう?とか、5人はずっと永遠でいてほしいなとか考えて、この先見る事が出来ないかもしれないと、とんでもない不安感に襲われて、普段しない遠征もした。FCライブも行ける限り行った。
だから自分の行動には後悔はあまりないんだけど、だけどやっぱりBUCK-TICKが作り出す世界観が大好きだからこそ、もっと見ていたかったなって。
まだまだお別れをいう気にはなれないけれど、49日までには、あっちゃんに最高の餞が出来るように。
だけどこれだけは言わせてね。
あなたは唯一無二のボーカリストであり、表現者であり、作詞者でした。
あなたのような表現者にはこれから先、出会う事はないでしょう。
私の中で櫻井敦司は生き続ける。
永遠に。
最期の最期までBUCK-TICKの櫻井敦司であったあなたは最高にかっこいいロックスターです。
そして美しいロックスターです。
それはずっと変わらない。