本日の猫たち #033(写真撮影その2)
あたたかくなると、猫たちの居場所が変化します。
冬場はあたたかいお布団や毛布、暖房器具の近くを陣取ることが多かったのですが、20度を上回る日は窓際でひなたぼっこ。ぬくぬくとバードウォッチングをしています。
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さて、我が家の猫たちは本日なにをやっていたかといいますと、飼い主の要請で、また宣伝用フォトセッションをさせられていました。
第一回フォトセッションの様子はこちら(本日の猫たち #030)
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上の記事でも紹介しているのですが、あらためてご紹介を。
現在noteで連載している拙作『青の緞帳が下りるまで』の外伝小冊子をイラストレーターであり、デザイナーの井上のきあ先生に作っていただきました。(その詳しい経緯はこちらをご覧ください)
井上のきあ先生のデザインがとにかく可愛いので、できるだけ多くの方にお手にとっていただく、小冊子宣伝のための協力を、引き続き我が家の猫たちにお願いすることにした次第です。
第一回撮影会は結局寝ている猫の前足にしのばせることしかできなかったので、第二回の今回は、ちゃんとカメラ目線✨で可愛らしく小冊子をアピールする写真にしようともくろんでいました。(もしくは皆で本を読んでいる画でも可愛いなと)
ですが、やっぱり私は忘れていました。
猫が人間の思い通りになると思ったら大間違いです。
まずは三匹のうち一番フォトジェニックな妹猫のところへ。
いつ何時カメラを向けても、最高に可愛い表情を作ってくれる、モデル体質の子です。なのに小冊子をセットするとあからさまに不機嫌顔に。
ずっと仏頂面だったので、これはあかんと、妹猫が最高にうれしそうな顔をする先住猫と一緒にいるときを狙って再度撮影。
二匹とも身じろぎせず、ただ「無」の状態に。
猫じゃらしなどで誘導しても、顔もあげず、目線もくれず「無」。
話しかけてもお願いしても「無」。
ずっとフリーズしているので、仕方なく兄猫を召喚。
ご飯を食べたあとの兄猫はいつもご機嫌で、呼ぶとゴロゴロと喉を鳴らしながらきてくれます。「きゅーんきゅーん」とご機嫌なところを狙って、トンネルに入った兄猫の足元に小冊子をセット。いざ撮影!
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さっきまでのご機嫌な表情は一瞬で「無」に。
いつもの「うぇーい」感も消え、「人生とはなんとむなしいものよ」という顔をするのです。(兄、お前もか…)
その後も撮影を続行しましたが、なかなか思うような写真は撮れず。
思い通りにならないところが猫のよさでもあり、かわいらしさでもあるのですが、「猫の手を借りる」のがこれほど難しいとは思ってもいませんでした。猫は自由きままな生き物なので、撮影が終わっていなくても、飽きるとすぐにふいっといなくなります。
その中で完成度が高いのがこちらでしょうか。
というわけで第二回撮影会も中途半端に終わりました。
猫たちのポテンシャルを生かし切れず、残念です。
(猫たちを使った販促撮影の得意な方がいらっしゃいましたら、ご助言いただきたいです)
小冊子はセブンイレブンのマルチコピー機よりプリント可能です。
(2023年3月27日までの期間限定ですのでどうかおはやめに)
よろしかったらぜひ現物をご覧ください。
短編作品でミニ小冊子を作ってみたい方、販促で小冊子を利用したい方、薄い本を作ってみたい方にとって、とても参考になる作りになっていると思います。私自身「紙」の良さと可能性について、勉強させていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺