本日の猫たち #209
猫はやっぱり人間の言葉がわかるのではないかと思った昨夜の出来事。
今月、体を酷使することが多々あり、猫たちの飼い主である私は現在全身筋肉痛に苦しんでいます。
うちの猫たちは私が横たわると、足の間に入ったり、背中や足に寄り添って寝るのですが、そこで寝られると寝返りが打てなくて、また別のところが筋肉痛になり(腰痛も……)とにかく痛みのループなのです。
これまでは「気持ち良く寝ている猫たちを起こすのはかわいそう」と思い、極力我慢してきましたが、さすがに自分の体が限界になりました。
そこで昨夜、三匹それぞれに自分の状況を説明し、「ひとまず筋肉痛が治るまで、足元で寝るのはやめてほしい」とお願い。
猫たちは「わかった」とばかりに、私が横になっても、近くに寄ってきませんでした。なんという解放感! 猫たちが寄り添ってくれるのはうれしいんですが、手足を自由にのばして、(猫たちの居場所を気にすることなく)ごろんごろん転がりながら寝られるのは、なんと幸せなことか!
そして二時間ほど眠った頃でしょうか。
鼻先になまあたたかさを感じました。それがいやなあたたかさではなく、ふかふかと滑らかで気持ちがいいのです。
(なんだろう。こんな毛布あったかな……)
とうっすらと思ったところで、スマホの電源を入れ、ライトの光でその正体を見ました。
なんと、私の枕(大きめ)の空きスペースに三匹が猫団子になって寝ていたのです。(暗かったので写真が撮れなかった…)
私の鼻が感知したのは、私に背を向けて丸くなっている先住猫の背中。
ちょうど冷気で顔が冷えていたのでそのあたたかさが気持ちよく、朝までぐっすり眠れました。(衛生的なことはもう考えないことにしました)
ちなみに猫たちが私の顔の近くで寝るのは、これがはじめてなのです。
――ひとまず筋肉痛が治るまで、足元で寝るのはやめてほしい。
そう言ったからでしょうか。
猫たちは猫たちなりに考え、「足元がだめなら、枕元に行こう」と思ったのでしょうか。それとも私が使っている新しい枕がふかふかで気持ちよかったので、皆そろってその上で寝ようと思ったのでしょうか。
猫たちのあたたかさ、ゴロゴロ音で、とにかく癒やされました。
これだけ人間の言葉がわかるなら、もっと早くお願いすればよかった……とは思ったものの、普段の猫たちなら言葉がわかっても、関係なく自分たちの寝たいところで寝た気がします。
今回、枕元に集合したのは、「飼い主(四匹目の猫)の体の具合が本当によくない」ことを猫たちなりに実感してのことではなかったかなと。
猫たちが移動してくれたおかげで何ヶ月かぶりに気持ちよく寝られたのですが、私の筋肉痛はというと、本日のデスクワーク中、兄猫(5.4kg)が膝にのって寝てしまったため、結局あまり回復しなかったような気がします。
それでも猫たちのやさしさ? 感じたうれしい出来事でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたらまたのぞいてやってください。