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本日の猫たち #125
英国に「好奇心は猫を殺す」(原:Curiosity killed the cat)という諺があります。
(9つの命を持っていると言われる)猫でさえ、持ち前の好奇心が原因で、危険な目にあって身を滅ぼす、という意味だそうで、猫飼いの皆様は「確かに」と思われる経験をされているのではないでしょうか。
本日の我が家の猫たち。
まずは飼い主がいないのをいいことに、結束バンドを新体操のリボンのように体に絡ませて遊ぶ兄猫。
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(まるで踊っているかのようでした)
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梱包用の紐やバンドは、猫たちが誤飲誤食しないよう袋にまとめ、猫の手の届かない棚の上に隠しているのですが、なんらかの方法でその袋に到達できてしまったらしく(推測:棚の隣のポールに干していたタオルをよじのぼった?)、袋をかじって破り「わーい」と中身を引っ張り出して遊んでいた模様。楽しいのはいいことですが、同じ棚の上に荷造り用のカッターや刃物類の入った箱があり、ちょっと間違えたらこれを落としていたかと思うと、ひやっとしました。
猫にとって危険なもの、猫が好きそうなものは、猫が入れない部屋にまとめて保管しないといけません。心から反省しました。
***
そして、猫の好奇心がやらかした事件二つ目。
まずは写真をごらんください。
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ねこホイホイに無理矢理入ってしまった兄猫(と、兄猫が出られなくなって心配してのぞきこむ先住猫)です。
ねこホイホイを作った話は昨日の記事「本日の猫たち #124(ねこホイホイ)」に書いてありますので、興味のある方はそちらを読んでいただければと思いますが、このねこホイホイ、そもそも小柄な妹猫の捕獲のために作ったものです。
段ボールを畳みこんで作ったので、中は見た目より遙かに狭く、兄猫は入れないだろうと思っていたのですが、そこはやっぱり猫。スペースあったら飛び込まずにはいられないわけで、深夜果敢に挑戦し、見事上半身をねじりこませることに成功しました。
ところがです。「行きはよいよい、帰りはこわい~」じゃないですが、皆様のご想像通り、入ったはいいものの、抜け出せないのです。
(実は行きも、行ききっていない……)
鳴いて人間に助けを呼んでくれればいいのですが、我が家の兄妹猫たちは本当に鳴きません。パトロール中に異変に気がつき、助けに走った先住猫がバタバタしてくれたおかげで、やっと私も気づくことができました。
ねこホイホイに見事にはまってしまった兄猫。バックしようにもできず、先に進むこともできず……。
ねこホイホイ自体は段ボールにガムテープ一枚貼って作ったものなので、ガムテープをビリッとはがすことで、ことなきを得ましたが、猫の好奇心は時として、本当に猫自身の身を滅ぼすことがあるなと。
どうか猫飼いの皆様、お気をつけください。
私も日々反省で、情報をアップデートして、猫たちの安全につとめます。
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兄猫は、座椅子を日々芸術的な姿に改造するアーティストです
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
蒸し暑い日々が続きますが、どうかご自愛ください。
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