本日の猫たち #108
「どうしてこうなった?」
ということは、ペットと暮らしている方たちなら、数え切れないほど経験されていると思います。本当に動物たちは人間の一瞬の心の隙をつくのがうまい。我が家の猫たちも、毎度ささやかな驚きとささやかな笑いを提供してくれます。
本日のこと。
午後、ピアノ調律師さんが来るので、猫たちにとっての開かずの間である、ピアノ室の掃除をしていました。猫たちは別室で寝ていたので「あとで猫たちのベッドについた毛もとろう」と、猫たちが普段使っているベッド(500円+税)×3を積み重ね、ピアノ室に入室。
ピアノ室にはピアノしか置いていないので、掃除といってもやることはピアノのほこりをとったり、鍵盤を拭いたり、フローリングを磨くくらい。
掃除機をかけ終わって出てきた数分後。
外に置いていたベッドはこんな感じになっていました。
ちょっと目を離した一瞬にこれです。
三匹そろって爆睡していたはずなのに、足音をたてずにやってきてまるで忍者です。
そして普段はわがままを言わない先住猫なのに、時間がないときに限って、三段ベッドから出てくれません。
いつもお世話になっている調律師さんは幸い、猫や猫の毛に抵抗のない方なので(ピアノの先生で猫好きの方は多いそう)、掃除のいたらないところも見て見ぬふりをしてくださったのですが(すみません)、猫の「寝ている」を人間の「寝ている」と同じ解釈してはいけませんね。
私は寝起きはぼーっとして俊敏な動きがとれない人なので、毎度猫たちの「寝ているから大丈夫」に欺されている気がします。
その後のことです。
調律師さんがいらっしゃる一時間ほど前。
フローリングに掃除機をかけようと、先住猫(三段ベッドにのせたまま別室に移動)と共に追いだしたはずの妹猫。
こっそり戻ってきて、トンネルの下で掃除を監視。
猫たちの行動原理は本当に「謎」なのですが、猫たちなりのこだわりやルールがあるのかもしれません。
「飼い主が忙しいときに限って」、やつらは積極的に行動します。
なにはともあれ、調律が無事に終わってよかったです。
湿気のせいかタッチが不均一になっていたところ、とても心地良い音と響きに整えてもらったので、明日から素敵なピアノライフを送ります(仕事は?)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺