本日の猫たち #175
案ずるより産むが易しといいますが、実際にそのとおりだなと。
数日にわたる我が家のリフォーム工事の間、猫たちをどうするべきか(ペットホテルに預けるべきか、知人宅に預けるべきか)すこぶる悩んだのですが、猫たちは初日こそ人の出入りに驚いていましたが、だんだん慣れてきたのか(業者の方が危害を加えないと理解)、工事中どこかに隠れることもなく平常通り過ごしてくれ、本当に助かりました。
うちには三匹の猫がいますが、猫たちにとって非日常なこと(今回は家のリフォームと見知らぬ人の出入り)が起きると、それぞれ性格の違いがより明確になる気がします。
いつでも逃げられるよう、安全なところに身を隠しつつ、業者の方たちの動きを監視する先住猫。
見知らぬ人が何人出入りしようがおかまいなし。食べたいときに食べて、寝たいときに寝る、マイペースな兄猫。
そして地震のときに、洗濯機の下に潜り込んでしまって出てこなかった、我が家で一番警戒心が強い妹猫はというと、今回はなぜか逃げませんでした。むしろ持ち前の好奇心から、リフォーム工事をかなり間近で見学。作業員さんのトラックまで監視。終わってみれば、一番工事を楽しんでいたような気がします。
今回のことで、元野良の三匹の成長ぶり(対人スキル)をあらためて実感しました。三匹とも、飼い主と動物病院のスタッフの方たち以外の、見知らぬ人間は、老若男女関係なく苦手だったのですが、動物病院の先生が言ったとおり、なにごとも「慣れ」なのだなと。
ただ工事中、これだけ「いい子」に過ごしてくれた三匹ですが、月に1~2度の爪切りだけはなかなか慣れてくれません。
兄妹猫は捕獲までがちょっと大変なのですが、腕に抱え、爪切りをはじめると「無」になるので1分もせず爪切りを終えることができます。
問題はうちで一番優秀な(はずの)先住猫。工事のときはあれほど勇敢に人前に出て、「うちの縄張りに入られては困ります」アピールをしていたというのに、爪切りとなると断末魔のような声をあげます。
(かの伝説的な植物マンドラゴラを引っこ抜いたとき、もしかしたらこんな音が発生するのかも……)
爪ひとつ「パチン」と切るだけで、「ぬぁあああああああああああ」。
ペット虐待をしているとご近所から通報されるのではないかと思うくらいの、ひどい叫び声をあげるので、毎回ひやひやします。
エリザベスカラーをつける、洗濯ネットに入れる、おやつを食べさせながら爪を切る、ありとあらゆる手を尽くしましたが、いまだに「あ”あ”あ”あ”あ”~~~」なので、こればかりは最後まで慣れない気がします。
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