本日の猫たち #436(猫は学習する動物)
我が家には猫たちが入れない部屋が2つあります。
その1つがピアノルーム。飼い主(ピアノ歴=年齢-3歳)が清水の舞台から飛びおりる覚悟で購入した大事なグランドピアノを置いています。
調律師さんの話では、猫がピアノの上で粗相をすると大変なことになりますが(かなりのレアケースです)、猫の毛は調律のときに掃除すれば問題ないですし、ピアノで爪とぎをすることも普通はないので、猫とピアノは共存?できるとのこと。愛猫家のピアノの先生も多く、レッスン室にふつうに猫ちゃんが出入りしているという話も聞きました。
……そうです。そうなんです。頭ではわかっているんですが、もし猫たちが少しでもピアノを傷つけたら、飼い主は計り知れないダメージを心に負うことになるので、猫たちをピアノルームに入れたくないのです。
そこでピアノを弾くときはいつも、ピアノルームに引きこもっていました。
ピアノルームに入ろうとすると、猫たちが「入れろ入れろ」とやってくるのですが、それを無視。ピアノルームから出るときも、猫たちが「入れろ入れろ」とやってくるのですが、それを無視。
いかに愛猫家の飼い主とはいえ、ピアノルームだけは死守していました。
(それでも飼い主がドアを開けた瞬間に、何回か入られたことはあるのですが……)
ここ最近、飼い主がピアノルームに入っても、猫たちの「入れろ入れろ」攻撃がなくなったので、ようやく「ピアノルームはNG」が学習できたのかなと思っていたのですが……。
今日、衝撃的な光景を飼い主は目にしました。
なんと! 飼い主の留守中に猫たちが3匹ともピアノルームに入っていたのです!
ドアはしまっていたはずなのに……どうして???
(ピアノルームの窓を開けて換気してなくて本当によかった……)
びっくりしたので見守りカメラの動画を確認しました。
確認して二度驚きました。
なんと、兄猫は自分で……ドアを開けたのです!
そうでした。兄猫はジャンプすれば、ドアノブに届くのです。
よくドアノブにたれさがってドアを開けたり、ふすまを開けたりする猫ちゃんの動画を見たことがありますが、ついにうちの兄猫も……!
飼い主がドアを開ける様子を観察し、開け方を覚えてしまったのです。
「うちの猫たちはなんてかしこいんだ!」(親馬鹿)という思いと、「大事なピアノが!」という思いが半々……。
猫たちをすぐにピアノルームから追い出しました。
猫たちのIQが高いのか、飼い主のIQが低いのか(おそらく両方)……
幸いピアノ本体は無事でしたが、防衛策を講じないといけなくなりました。
猫たちは本当に飼い主の油断をついてきます。
そういう学習能力の高さにも、あらためて驚かされました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたら、またのぞいてやってください。