本日の猫たち #207
旅から戻りました。
旅に出ている間、身内が猫たちの面倒見てくれていたのですが、私の留守中にプチ事件が発生しまして、我が家の敷地に近所の野良猫が入り込んだそう。そのときの写真はあいにくないのですが、聞くところによると、侵入者は百戦錬磨の風貌のかなり大柄な猫で、うちの猫たちがひなたぼっこしている窓めがけて「うるあああああ、うるああああ」ドスのきいた声を上げながら、のっしのっしと近づいてきたとか。
(窓は閉まっていたので、双方が傷つくようなことにはなりませんでした)
非常時こそ人間の本性がわかると言いますが、それは猫も同じ。
外から「うるああああ、うるああああ」という聞き慣れない猫の声を聞き、真っ先に逃げたのが兄猫。妹猫(うちで一番好戦的)は侵入者を威嚇しようとしたそうなのですが、兄猫が逃げる際、いろんなものをひっくりかえした音にびっくりして、別の部屋に移動。
その中でただ一人、窓際に残って野良猫に立ち向かったのが先住猫でした。全身の毛を逆立て、「なおーん! なおーん!」と大声をあげ、野良猫を威嚇。無事、撃退したそうです。
私、先住猫と2年半一緒に暮らしていますが、怒ったところや相手を威嚇するところを一度も見たことがありません。(威嚇する姿を見てみたかった……)
我慢強く、おっとりした性格だと思っていましたが、やるときはやる。自分の倍ぐらいの大きさの相手にもひるまない、とても勇敢な子です。
非常時はちゃんと家を守ってくれるんだなと、誇らしく思いました。
一目散に逃げてしまった兄猫に関しては、正直「……らしいな」としか思いません。生まれて初めて自分より大きな猫(しかも威嚇してくる)を見て、心底びっくりしたのでしょう。それぞれの性格がよくあらわれた事件でした。
いずれにせよ、うちの猫たちが野良猫と喧嘩することなく、野良猫も無傷でよかったです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたらまたのぞいてやってください。